テレビ東京の人気バラエティー番組「あちこちオードリー」の30日放送回に、トレンディエンジェル、ガクテンソク、コットンが出演し、ある芸人を巡る議論が紛糾しました。特に、ガクテンソクの奥田修二とコットンの西村真二が、共演時に苦戦した「喧嘩芸」について赤裸々に語り、視聴者やネットユーザーの間で大きな反響を呼んでいます。
永野との「喧嘩芸」に苦戦する芸人たち
番組の冒頭、ガクテンソクの奥田修二は、バラエティー番組で永野と「喧嘩芸」を行った際の出来事を振り返り、「ひとつもうまくいかなかった」と反省の弁を述べました。奥田によると、永野とのやり取りは「1対1の格闘技」のようでありながら、「寝技っぽい感じで『こいよ、こいよ』ってやるんですけど寝技にいこうとすると立つんですよ。立つんかと思ったら寝るんですよ。ずっと何と戦ってるのかわかんなくて。猪木対アリ状態みたい」と、その予測不能な動きに困惑したと説明しています。
さらに永野は、奥田が反論しにくいような言葉を投げかけてきたといいます。「嫌なことだけひたすら言ってくる。『ザセカンドみたいな感動ポルノに出てさ』とか。感動ポルノ?どうつっこんだらいいの、それ?何もできへんかった。ちゃんと言い返したら『正しい事言われたらそりゃ』とか打ち返してこない」と、奥田は苦々しい表情で当時の心境を明かしました。その独特な言動は、周囲の盛り上がりにも繋がらなかったと述べています。
西村真二も共感!ネットでの「評判最悪」の実態
奥田の体験談に対し、コットンの西村真二も深く共感を示しました。「僕も経験ありますよ」と切り出し、「あの人は卑怯ですよ。マジ卑怯っす。次会ったらほんと喧嘩しちゃう」と、怒りをにじませながら永野のパフォーマンススタイルを厳しく批判しました。
人気バラエティー番組「あちこちオードリー」のMCを務めるオードリー若林正恭
MCを務めるオードリーの若林正恭が「評判はよかったんじゃない?」と問いかけると、西村は「ネットでの評判は最悪でした。『こんなにも二択を間違える男 初めて見た』」と、視聴者からの手厳しい評価を証言しました。奥田もまた、「あれ全部、間違えになるフローチャートやねんって」と、永野の対応がことごとく裏目に出る状況であったことを追随し、その“喧嘩芸”が招いた結果について言及しました。
今回の「あちこちオードリー」での告白は、永野の独特な「喧嘩芸」が、共演者にとってどれほど対応が難しいものであるか、そしてそれが視聴者にどのように受け止められているかを浮き彫りにしました。芸人たちの率直な意見とネットでの厳しい評価は、お笑いの難しさや多様な表現のあり方を改めて考えさせるものとなりました。