料理研究家でYouTuberのリュウジ氏が、2024年7月26日に自身のX(旧Twitter)で公開した味噌汁に関する動画が、SNS上で大きな物議を醸しています。リュウジ氏は「新事実、味噌汁沸騰させた方が旨い」「炎上覚悟です」と挑戦的な言葉を添えて動画を投稿。この「リュウジ 味噌汁 炎上」は、動画の具体的な内容だけでなく、その投稿に至る経緯を巡って批判が殺到する事態となりました。
リュウジ氏が味噌汁の沸騰検証動画を投稿し、SNS上で物議を醸している様子
味噌汁検証企画の概要と反響
問題となった動画は、SNSでたびたび議論される「味噌汁を煮立てたほうが美味しいか、美味しくないか」というテーマを検証するものです。リュウジ氏は、入れる具材の量を統一したうえで、「沸騰なし」「1分沸騰」「10分沸騰」の3種類の味噌汁を作り、その味を食べ比べる企画を行いました。多くの人に馴染み深いテーマであったためか、動画は高い反響を呼び、7月30日午後時点で再生回数は61万回を超え、大きな注目を集めました。
炎上発端となった「勝利宣言」
この企画が炎上へと発展したのは、動画を公開した際のリュウジ氏のSNS投稿が発端です。発端は6月下旬に一般のXユーザーが「味噌汁を煮立てない」ことについて職場で笑われたエピソードを投稿したことでした。リュウジ氏はこの投稿を引用し、「試しました 煮立たせた方が旨かったです 令和の勝利です」と、あたかもそのユーザーに対して“勝利宣言”をするかのような形で自身のXにつづったのです。
この「令和の勝利」という投稿に対し、SNS上では「悪意を感じる」「他者を犠牲にしても構わないスタンスなのか」「完全な部外者なのにかわいそう」といった厳しい声が続出し、元の投稿者には誹謗中傷が集中する事態となりました。事態を重く見たリュウジ氏は、7月28日に「引用ツイートは誹謗中傷を招く恐れがあるので削除したいと思います」と投稿し、問題の投稿を削除しました。
一般ユーザーへの影響とSNS運用の課題
今回の件では、リュウジ氏に否定的な投稿をしたわけではない一般ユーザーが、結果的に多くのフォロワーを持つリュウジ氏の投稿によって注目され、思わぬ“被害”を受ける形となりました。芸能記者によると、リュウジ氏のSNSは、これまでも考え方の異なる人物からの批判に対し真正面から反論し、“バトル”となることが少なくなかったといいます。チャンネル登録者数530万人を超えるリュウジ氏のような強い影響力を持つ人物がSNSを運用する際には、その発言が予期せぬ形で波紋を広げ、一般ユーザーにまで影響を及ぼす可能性があることを改めて認識する必要性が浮き彫りになりました。
まとめ
今回のリュウジ氏の味噌汁「沸騰論争」は、著名人によるSNS投稿の影響力の大きさと、それによって引き起こされる予期せぬ波紋を示唆する出来事となりました。情報の拡散が容易な現代において、特に多数のフォロワーを抱える人物は、その発言が社会に与える影響を深く考慮し、慎重なSNS運用が求められます。今後、リュウジ氏がどのように自身のSNS活動を見直すのか、その動向が注目されます。
参考資料
- Smart FLASH:「新事実、味噌汁沸騰させた方が旨い」リュウジが「炎上覚悟」で投稿した検証動画に《悪意を感じる》批判殺到…原因は「令和の勝利」投稿?
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bc5fc40def979e33872e5d2a83c79164535bf8f