上白石萌音はなぜ快進撃を続けられるのか?“非凡な魅力”と“思いやり溢れる素顔”を紐解く


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まず特筆したいのが、女優の枠を超えたマルチな才能だ。例えばヒロイン役を務めたアニメーション映画『君の名は。』では声優としても高い評価を受け、その後もテレビ番組のナレーションなど“声の仕事”でも活躍の幅を広げている。

また幼少期からミュージカルスクールに通っていたこともあり、歌唱力も抜群。近年ではドラマ『自転しながら公転する』(日本テレビ系)の主題歌「Loop」や、アニメ『バーテンダー 神のグラス』(テレビ東京系)のEDテーマ「スピカ」など、彼女の楽曲がタイアップされることも珍しくない。さらに昨年はこれらの楽曲を収録したアルバム『kibi』をリリース。「音楽」という分野でも、今後さらなる飛躍が期待できそうだ。

ちなみにこれまで上白石が歌ってきた楽曲の中には、彼女自身が作詞を手がけたものもある。最近ではその才能を活かして、「桜島学校」の校歌の歌詞を担当することが決まり、大きな話題になった。

もちろん、彼女の原点とも言えるミュージカルにもコンスタントに取り組んでいる。記憶に新しいところでは舞台『千と千尋の神隠し』の千尋役、さらに2023年にはシャーロット・ブロンテの長編小説を元にした『ジェーン・エア』にも出演。屋比久知奈とともに主人公のジェーン・エアをWキャストで演じ、その歌声を響かせた。

他にも上白石はトリリンガルであることに加えて、ピアノ演奏、クラシックバレエの経験、美術への深い造詣など、何かと多才で多趣味。今年10月に国立西洋美術館で開催される展覧会『オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語』ではアンバサダーに就任するなど、趣味やスキルが仕事に繋がるケースも少なくない。

こうした幅広いメディアへの露出が、上白石の知名度をさらに押し上げ、ドラマや映画への出演にも繋がっているのだろう。つまりここ最近の快進撃は、女優の枠に捉われず幅広い活動をしてきた彼女の努力が実を結んだ結果ともいえる。



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