TBS系日曜劇場『19番目のカルテ』の第3話が8月3日に放送され、声優としても絶大な人気を誇る津田健次郎の迫真の演技が大きな反響を呼びました。主人公の総合診療医・徳重(松本潤)と対峙するキーパーソンとして登場した津田演じる人気アナウンサー・堀田義和は、病魔に襲われながらも仕事の命である「声」を守ろうとする葛藤を見事に表現し、視聴者から絶賛の声が相次いでいます。
総合診療医が描く新たなヒューマンドラマ:『19番目のカルテ』の概要
『19番目のカルテ』は、単に病気を診るだけでなく、患者一人ひとりの心や生活背景に深く寄り添い、その人にとっての最善の「生き方」を見つけ出す総合診療医の姿を描くヒューマン医療エンターテインメントです。主演の松本潤がキャリア30年目にして初の医師役に挑戦し、注目を集めています。従来の医療ドラマとは一線を画す「19番目の新領域」をテーマに、多角的な視点から医療と人間ドラマが織りなされています。
喉の異変から始まる衝撃:津田健次郎演じる人気アナウンサーの苦悩
第3話では、キー局の人気アナウンサー堀田義和(津田健次郎)が、喉の違和感を訴え魚虎総合病院を訪れるところから物語が展開します。検査の結果、声帯付近に腫瘍が見つかり、耳鼻咽喉科の平手(本多力)と外科医の康二郎(新田真剣佑)から下咽頭がんを告知されます。康二郎は「最短かつ最も有効な手段」として手術を強く勧めますが、堀田は自身のキャリアと生活の基盤である「声」が変質することを恐れ、手術を拒否。セカンドオピニオンを求め、徳重率いる総合診療科を受診することになります。堀田は「声を失えば、自分は死んだのと同じ」と訴え、徳重は彼の思いに深く向き合いますが、完治を最優先する康二郎とは意見が対立し、緊迫した展開を見せました。
日曜劇場「19番目のカルテ」の第3話より、緊迫感のある診察室の様子。俳優の津田健次郎が演じる人気アナウンサー・堀田義和の苦悩が垣間見える場面。
視聴者を魅了した”声”の演技:津田健次郎への絶賛の声
今回の放送で特に視聴者の注目を集めたのは、津田健次郎が演じた堀田アナウンサーの演技です。人気情報番組を担当し、CMや公共施設のアナウンスでも引っ張りだこである彼の「声」は、まさに大切な仕事道具であり、家族を支える父としての生命線でもあります。がんの告知を受け、声を失うかもしれないという恐怖と葛藤を、津田健次郎は声色や表情、全身を使って繊細かつ力強く表現し、その熱演は多くの視聴者の心を揺さぶりました。
SNS上には、「声が失われるかも…ってところで声を荒げる津田健次郎さんの熱演に鳥肌が立った」「津田さんがアナウンサー役とか天職すぎる」「津田健次郎のイケボを堪能できる一時間だった」「ドラマとはいえ津田健次郎の声が失われるかもしれないというのはツラすぎる」「朝ドラに続き、とんでもない演技力だな!」といった絶賛の声が多数寄せられ、彼の演技が物語に深みを与えたことが伺えます。
今回のエピソードは、津田健次郎の俳優としての新たな一面と、彼の「声」の表現者としての真骨頂を改めて世に示したと言えるでしょう。病気と向き合う患者の複雑な心境を深く掘り下げた津田健次郎の熱演は、『19番目のカルテ』が描くヒューマンドラマの核心を一層際立たせ、今後の展開への期待感を高めるものとなりました。
参考資料
- ORICON NEWS (2025年8月3日). 津田健次郎、人気アナ役で“声”の熱演「鳥肌」「天職すぎる」と反響…日曜劇場『19番目のカルテ』第3話. https://www.oricon.co.jp/news/2399218/full/