小室圭さん・眞子さん夫妻に待望の第1子が誕生し、現地では圭さんが慣れた様子で我が子を抱っこする「イクメン」ぶりを見せるなど、子育ては順調に進んでいるようです。この喜ばしいニュースの一方で、宮内庁内では小室さんファミリーの日本への帰国情報がこれまで以上に取り沙汰されています。その背景には、7月半ばに心臓疾患でご入院され、近年「記憶力に関する懸念」が高まりつつあるとされる上皇さま(91)との面会が、帰国時に想定されるという状況があります。
慣れた手つきで第1子を抱っこする小室圭さんと、笑顔で見守る眞子さん
上皇さま、心臓疾患でご入院と上室性不整脈の確認
上皇さまは7月14日に東京大学医学部附属病院にご入院され、同18日にはご退院されました。担当記者によると、上皇さまには自覚症状がないものの心臓の筋肉への血流が不十分になる「無症候性心筋虚血」の持病がおありです。今回の入院では、心臓への負荷を和らげるための新たな服薬治療が開始されました。
その際の検査で、「上室性不整脈」が確認されたとのことです。上皇さまは普段から筋力低下を防ぐ目的で階段の昇降を行われていましたが、しばらくの間はこれを取りやめ、上皇后さまと一緒になさっていた赤坂御用地内の散策も、時間と距離を短縮して行われることになったと報じられています。この新たな治療と生活習慣の見直しは、上皇さまの心臓の健康維持に向けた重要な対応と言えます。
記憶力に関する懸念の浮上と過去の兆候
週刊新潮とデイリー新潮によると、上皇さまには心臓以外にも「ある症状」が確認されていると報じられています。具体的には、旧知の人物の名前や顔についてのご記憶が、以前よりも不確かになる度合いが増しているとのことです。長年お仕えした侍従職のOBなどがご挨拶のために御所を訪れた際にも、ご記憶の喚起が難しく、まるで初めて会う相手であるかのようなお振る舞いをなさってしまうこともあると伝えられています。
このような記憶力に関する懸念は、実は以前から宮内庁関係者の間でささやかれていたことです。上皇さまは2016年8月に国民に向けたビデオメッセージを通じて、生前退位への強いお気持ちを示されました。その際のご自身の「お言葉」の中には、病気や体力低下に関して次のような言及がありました。
退位のお言葉に見る陛下ご自身の健康への言及
2016年8月の「お言葉」で、上皇さまはご自身の健康状態に触れ、象徴の務めを全うすることへの懸念を率直に示されました。
「2度の外科手術を受け、加えて高齢による体力の低下を覚えるようになった頃から、これから先、従来のように重い務めを果たすことが困難になった場合、どのように身を処していくことが、国にとり、国民にとり、また、私のあとを歩む皇族にとり良いことであるかにつき、考えるようになりました。既に80を越え、幸いに健康であるとは申せ、次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」
この「お言葉」は、高齢に伴う体力や健康の変化が、天皇としての重い公務に影響を及ぼす可能性を上皇さまご自身が深く案じられていたことを示しています。現在の心臓疾患や記憶力に関する懸念は、当時のご心境とも重なるものがあり、皇室を取り巻く状況に新たな注目が集まっています。