[東京 5日 ロイター] – 林芳正官房長官は5日の閣議後会見で、20日から横浜市で開催される第9回アフリカ開発会議(TICAD)の日本政府代表に岸田文雄前首相を任命したと明らかにした。「首脳級会合の議事運営を行うに十分な実績・立場を有しており、議長代理として適任だ」と説明した。
林官房長官は、オーストラリアが同国海軍の次期フリゲート艦計画で日本の提案を最優先候補に決めたことについて歓迎すると述べた。その上で「わが国の高い技術力への信頼や自衛隊とオーストラリア軍との相互運用性の重要性が評価された」とし、安全保障協力をさらなる高みに引き上げる大きな一歩となると指摘した。
最終的な契約締結は来年初めを見込んでおり、関係する省庁・企業と連携し、官民一体となって取り組んでいくと語った。