【ワシントン共同】米国土安全保障省の市民権移民局は4日、スポーツ大会などで女子競技に参加する選手向けのビザ発給の対象を「女性だけにする」と発表した。男性として生まれ、女性を自認するトランスジェンダーの選手へのビザ発給を制限するとみられる。
同局の広報担当者は「性別を変更し、生物学的優位性を活用する外国人男性選手への抜け穴を防ぐ」と説明した。トランプ大統領が2月、トランスジェンダー選手の女子競技参加を禁じる大統領令に署名していた。
米国オリンピック・パラリンピック委員会は7月に規定を変更し、トランスジェンダー選手の女子競技参加を禁止したと報じられていた。