参政党の神谷宗幣代表は5日、ドイツで排外主義的な主張を掲げて勢いを増す最大野党の極右「ドイツのための選択肢(AfD)」の共同党首のクルパラ氏と国会の事務所で会談したと明らかにした。同日夜、X(旧ツイッター)の自らのアカウントに投稿した。
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神谷氏は「1時間の意見交換ができました。参政党の政策やスタンスをお話したところ、『是非その路線を堅持してやって欲しい』とメッセージをいただきました」と投稿。「近く私も欧州にいけたらと思います」とも記した。
参政は「日本人ファースト」を掲げ、7月の参院選で改選1から14議席へ伸長した。
ドイツでは、移民や難民を敵視するAfDが2月の総選挙で前回より得票率を倍増させ、初めて第2党に躍進した。独情報機関の憲法擁護庁は5月、AfDを「右翼過激派」に一時認定。連立与党の一角、社会民主党は、AfDの主張が違憲の可能性があるとしている。(喜田尚、斉藤太郎)
朝日新聞社