千葉県は10日、森田健作知事が9月の台風15号上陸時の初動対応が遅れたことへの責任を取り、月給(139万円)の10分の1を3カ月間カットするとともに、期末手当(414万3812円)を10分の1減額すると発表した。減額は月給が41万7000円、期末手当が41万4381円の計83万1381円。
県総務課によると、減額の手続きに必要な条例案を現在開会中の県議会12月定例会に出す時間的な余裕がないため、知事の専決処分で行い、来年開かれる2月定例会で議会の承認を得て新条例を施行する。期末手当については10日にいったん満額を支給し、新条例施行後に減額分を給料から差し引く。減額後の期末手当は372万9431円になる。
森田知事の給料などが減額されるのは、県庁で平成15~20年度に計36億6千万円の不正経理が発覚し、22年4~6月に月給の10分の3を3カ月間減額して以来。