俳優・三浦友和(73)が、その深い映画愛と俳優としての揺るぎない矜持をもって、日本の芸能界の第一線で輝き続けている。来る8月21日から24日に開催される第50回湯布院映画祭では、三浦友和の特集が組まれ、数々の代表作が上映されるとともに、本人がゲストとして登場するトークショーも予定されている。映画を心から愛する三浦友和は、この映画祭を「映画を愛する人たちの集まり」と称し、参加を心待ちにしているという。プライベートでも週に1〜2本の映画鑑賞を習慣としており、その多くは妻・山口百恵さんとのデートの一環だというから、その映画愛の深さがうかがえる。
73歳にしてなお輝く俳優としての矜持
73歳を迎えてもなお、三浦友和は日本映画界の最前線で活躍を続けている。今年4月期のドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ系)での好演も記憶に新しいが、彼はかねてより「映画を中心にやっていきたい」と公言してきた。9月には、カンヌ国際映画祭にも出品された映画『遠い山なみの光』の公開が控えており、その存在感は増すばかりだ。
俳優としての今後の展望について、今年6月に発売された『週刊文春WOMAN』のインタビューでは、「体が動けてセリフが頭に入る限りはこの仕事を続けていたいし、オファーが来るだけのことを今後も残していかなきゃいけない」と語っており、そのプロフェッショナルな姿勢がうかがえる。
次男・三浦貴大の成長と親子共演作への称賛
そんな三浦友和が最近、とある作品を絶賛したという。それは、次男・三浦貴大(39)が出演する映画『国宝』である。友和さんの評価は、親としての情だけでなく、俳優として公平な視点によるものだと見られている。かつて友和さんは、「ただの仕事として流れ作業で作っている映画作品も少なくない」と述べ、志の高い製作者や監督、俳優が少ない現状を嘆いたこともあったが、今では貴大さんが立派な役者へと成長したことを大変喜んでいるという。
貴大さんの『国宝』での演技は高く評価されており、SNS上でも「三浦貴大さん良い役者さんだな」といった好意的な声が多数上がっている。2024年の大ヒット映画『キングダム 大将軍の帰還』でも主人公の幼なじみ役を好演。さらに、8月1日には主演映画『行きがけの空』が公開され、10月にも主演映画が控えるなど、そのキャリアは充実している。2021年のインタビューで、親の七光りと揶揄されることについて「光っていないよりはマシ!」と語っていた貴大さんだが、今やその演技力を磨き、役者としての確固たるポジションを確立している。
三浦友和さんと山口百恵さんが仲睦まじく映画デートを楽しむ様子
盤石な夫婦関係と新たな人生設計:山口百恵との絆
1980年に結婚した三浦友和と山口百恵さん(66)。長男・祐太朗(41)は家庭を築き、次男・貴大は俳優として独り立ちを果たし、子供たちが巣立った今、夫婦にとって41年ぶりの「水入らずの夏」を迎えている。
前述の『週刊文春WOMAN』のインタビューで、友和さんは夫婦で老後について相談するのかと問われ、自身の考えを明かした。「終の棲家というのを、そろそろ探らなきゃいけないんだろうな、と思ったり。ただ、老後は自然の中で暮らしたいという人がいますが、僕はそういう憧れは全くないんです。山間部で生まれ育ったせいですかね。だからと言って大都会に住みたいとも思いません。どうすればいいんですかね(笑)。住みやすい場所が良いなとは思いますが」。長年の連れ添いである山口百恵さんと共に、互いを尊重し、これからの人生を模索する姿がうかがえる。
三浦友和は、俳優としての情熱を燃やし続ける一方で、家族との絆を大切にし、山口百恵さんとの夫婦関係を育んできた。彼の活躍は日本の映画界に多大な貢献をもたらし、その生き様は多くの人々に影響を与えている。これからも三浦友和がどのような新しい顔を見せてくれるのか、その一挙手一投足に注目が集まる。
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/7dc6677e9848dd2378c516e61b0cfce74b8ce6a3