King & Prince、熱愛報道にも関わらず新曲が快進撃 ファンの複雑な心理を考察

いま、インターネット上では「なぜ売り上げが増えているの?」という驚きの声が飛び交っています。永瀬廉と高橋海人の熱愛報道が波紋を広げる中で、King & Princeが最新シングルで示したのは、まさかの快進撃でした。彼らの17枚目のシングル『What We Got 〜奇跡はきみと〜 / I Know』は、その発売直前のスキャンダル報道にも関わらず、驚異的な売上を記録しています。

熱愛報道渦中も新曲の売上を伸ばしたKing & Prince熱愛報道渦中も新曲の売上を伸ばしたKing & Prince

歴代の記録と業界の予測に反する好調

King & Princeはデビュー以来、16作連続で初週30万枚超えという輝かしい記録を維持してきました。そのため、今回の新曲『What We Got 〜奇跡はきみと〜 / I Know』もその記録更新が期待されていましたが、発売直前には永瀬廉と浜辺美波、高橋海人と有村架純との熱愛継続報道が相次ぎ、ファンの間で大きな動揺が広がりました。この状況に対し、業界内では「確実に売上が下がる」との見方が支配的で、メンバー自身もその危機感を抱いていたと報じられています。高橋海人は7月28日の公式インスタグラムでの生配信で、「みんなの応援があって30万という壁を超えさせていただいて」「今回も…愛してもらえる作品になってもらうのが一番」と意味深な発言をし、ファンの不安を募らせていました。

他グループとの比較で見える「異例」の売上

過去の事例を見ると、旧ジャニーズグループでは2023年になにわ男子のメンバーが相次いで熱愛を報じられ、50万枚超えを誇っていたシングルのセールスが30万枚台へと激減しました。また、SixTONESもジェシーや森本慎太郎の熱愛報道が影響し、売上に陰りが見え始めています。これらの状況から、キンプリのファンの間でも「今回はさすがに厳しいかもしれない…」という空気が漂っていました。

しかし、8月5日付オリコンデイリーランキングによると、新曲『What We Got 〜奇跡はきみと〜 / I Know』の初日売上は25万4058枚を記録し、堂々の1位スタートを切りました。この数字は前作『HEART』の初日売上24万4000枚を超えるもので、この初動であれば初週売上30万枚超えの達成も現実的です。これは、ファンのグループに対する深い愛情と、何としてでも彼らを支えたいという強い意地と執念が生み出した結果と言えるでしょう。

ファンの複雑な思いと「静かな怒り」

今回の売上は、ファンにとって非常に複雑な感情を伴うものでした。SNS上では、「もう感情は複雑。でも数字だけは守りたかった」「正直、複雑すぎて泣いた。でも、買うと決めた自分に悔いはない」「売上を言い訳にして、”恋愛OK”みたいには絶対思わないで!そこは別だから」といった声が聞かれ、その心情がうかがえます。

音楽ライターは、今回の売上は2人体制となったKing & Princeを何としてでも守ろうとするファンの「動いた」証拠であり、決してメンバーの恋愛を祝福するものではないと分析しています。むしろ、感情を押し殺してまで購買に踏み切ったその数字は、メンバーに対する「最後通告」ともとれる「静かな怒り」として受け止めることもできると指摘します。

King & Princeのファンが見せたのは、単なる応援に留まらない、グループへの強い守る意志と、メンバーへの複雑なメッセージでした。彼らがファンのこのような「思い」をどのように受け止め、今後自身の恋愛とどう向き合い、ファンとの信頼関係を築いていくのか、その動向に注目が集まります。