お盆休みを目前に控え、近畿地方では8月11日(日)から12日(月)にかけて、大雨や強風による影響が懸念されています。特に高速道路をはじめとする交通機関に大きな影響が出る恐れがあるため、この期間に外出や移動を予定されている方は、最新の気象情報や交通情報をこまめに確認し、十分な警戒が必要です。
近畿地方の天気概況と交通機関への影響予測
11日(日)の天気:断続的な雨と雷雨、局地的豪雨への警戒
明日8月11日(日)の近畿地方は、断続的に雨が降り続き、場所によっては雷を伴うでしょう。特に紀伊山地周辺では、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る恐れがあり、短時間で大量の雨が降る可能性があります。大阪や京都などの市街地でも、同様に激しい雨に見舞われる恐れがあるため、土砂災害、河川の急な増水、そして低い土地の浸水に対して厳重な注意が必要です。また、沿岸部では南寄りの風が強まる見込みで、強風や高波にも警戒してください。運転時には横風に注意し、安全運転を心がけましょう。
11日(日)の近畿地方の雨雲レーダーと局地的豪雨予測
お盆期間中の天気見込み:不安定な天候とレジャー時の注意点
明後日8月12日(月)も近畿地方では雨が降り、8月13日(火)にかけても雨の降る所があるでしょう。その後は一時的に晴れ間が戻るものの、お盆期間を通してあちらこちらで雨や雷雨となる見込みです。晴れていても天気が急変し、突然の雷雨に見舞われる可能性があるため、外出の際には晴雨兼用の傘を持参するなど、急な雨への備えをしておくと安心です。山や川でのレジャーを計画されている方は特に注意が必要です。自分がいる場所で雨が降っていなくても、上流で激しい雨が降ると河川が急に増水することがあります。河川敷や渓流での活動をされる際は、必ず周辺の雨雲の動きや上流の気象状況を事前に確認し、危険を感じたら速やかに避難するよう徹底してください。
お盆期間中の近畿地方の週間天気予報と不安定な天候
強風時の運転対策:特に注意すべき危険な場所と心構え
強風時の自動車運転は、ハンドルが取られるなど非常に危険が伴います。特に風が強まりやすい場所を事前に把握し、細心の注意を払うことが重要です。
- 山間部の谷間や山の切り通し: 狭い地形を風が通過する際、地形効果により風速が増し、突風となることがあります。
- 橋の上や海岸沿い: 周囲に風を遮る建物や地形がないため、横風が非常に強く吹き付ける傾向があります。特に大型車や車高の高い車は影響を受けやすいです。
- トンネルの出入り口: トンネル内では横風の影響はほとんどありませんが、トンネルを出た瞬間に急に強い横風を受ける可能性があり、ハンドル操作を誤る危険性があります。
暴風が予想される場合は、無理な運転を避け、可能であれば運転を控えるべきです。やむを得ず運転する際は、しっかりとハンドルを握り、常に周囲の状況に警戒を怠らないでください。万が一、強い横風を受けた場合でも、慌てて急ハンドルを切ることは避け、落ち着いて対処することが肝心です。安全な場所での停車も検討しましょう。
強風時の自動車運転における危険な場所と注意点
まとめと注意喚起
近畿地方では、お盆にかけて不安定な天候が続き、大雨や強風による災害や交通への影響が懸念されます。土砂災害、河川の増水、低い土地の浸水、そして強風による運転の危険性など、多岐にわたるリスクがあります。不要不急の外出は避け、最新の気象情報や交通機関の運行状況を定期的に確認し、安全確保を最優先に行動してください。
参考文献
- tenki.jp (日本気象協会)