宮崎麗果、ハワイ便での子連れトラブル告白 機内での「泣き声論争」が社会に波紋

2024年8月8日、元EXILE・黒木啓司氏の妻であり実業家として知られる宮崎麗果氏が自身のInstagramを更新し、ハワイ行きの飛行機内で起きた子連れトラブルについて告白しました。この出来事を巡り、子どもの機内での行動と他乗客への配慮に関する議論がSNS上で再燃しています。

宮崎麗果氏が語る、ハワイ便での衝撃的な出来事

宮崎氏がInstagramストーリーズで明かしたところによると、ハワイ便の機内で生後11ヶ月の赤ちゃんが就寝前に泣き出してしまったといいます。すると、同じ列に座っていた乗客から「うるさいからどうにかしてくれ」と強い口調で注意を受け、席の移動を要請されたとのこと。さらにその乗客は、「眠るのが難しいから弁償してほしい」と宮崎夫妻だけでなく、客室乗務員(CA)に対しても激しく怒鳴り始めたといいます。宮崎氏は「立ってお辞儀で謝罪すること以外できなかった」と、当時の状況を振り返っています。

実業家・宮崎麗果氏がハワイ便での機内トラブルについてインスタグラムで語る様子実業家・宮崎麗果氏がハワイ便での機内トラブルについてインスタグラムで語る様子

「なぜ子連れはダメなのか」宮崎氏の複雑な胸中と反論

この一連の出来事に対し、宮崎氏は「弁償って何?」「なぜ子連れで飛行機に乗ってはいけないのか」と複雑な心境を吐露しました。「こっちだって最大限準備して乗っている」「もう少し優しい世界になれないのかな」と、子連れでの移動に対する社会の理解を求めています。

投稿後、様々な反響が寄せられたことを受け、宮崎氏は再びストーリーズを更新。「そんなに嫌なら航空会社に大人オンリー便を作ってもらうようにお願いして欲しい」「子供の泣き声で寝れない頭痛がやばいなら もう対策して搭乗しないとだめですよ」と、問題を感じる側にも対策を求める発言をしました。

広がる賛否両論、SNSでの意見交換

宮崎氏の発言は、すぐにX(旧Twitter)上で大きな話題となり、賛否両論が巻き起こりました。賛同する意見としては、「お互いに思いやりを持つことが大切」「仕方のない生理現象や子どもの泣き声に我慢できないなら、耳栓やノイズキャンセリングヘッドホンなどで自衛すべき」といった声が上がっています。これは、子どもの泣き声はコントロールが難しく、ある程度は許容されるべきだという考えに基づいています。

一方で、厳しい指摘も多数寄せられました。「フライト時間も長い狭い機内で泣かれたら正直迷惑」「旅行だったら、子供が小さい間は我慢すべきでは」「私の感覚では乳児を連れてハワイはちょっと…寝るが前提の便も多い」といった意見が見られます。特に長時間の国際線フライトにおいては、他乗客の睡眠や快適性が損なわれることへの懸念が大きいようです。

飛行機内での赤ちゃんの泣き声に関する論争を呼び起こした宮崎麗果氏のSNS投稿飛行機内での赤ちゃんの泣き声に関する論争を呼び起こした宮崎麗果氏のSNS投稿

航空業界の現状と子連れ搭乗に関する課題

航空各社の規定では、国内線・国際線ともに生後8日を過ぎた乳児から大人と同伴で飛行機に搭乗することが認められています。また、一部の航空会社では、子連れ客向けの優先搭乗や簡易型ベビーベッド(バシネット)の貸し出しといったサービスを提供し、快適なフライトをサポートしています。

今回の件はハワイ便での出来事であり、フライト時間は約7時間から8時間と長時間にわたります。そのため、乗客側も睡眠時間確保のために過敏になっていた可能性も指摘されます。ある芸能記者は、「子供を連れて飛行機に乗るのはよくあることで、宮崎さんの主張ももっともだ。炎上をさらに煽るような言い方さえしなければ、余計な延焼は避けられただろうが…」とコメントしており、主張の正当性と表現方法のバランスの難しさを示唆しています。

まとめ:続く「子連れ飛行機」論争

今回の宮崎麗果氏の機内トラブル告白は、子連れでの飛行機利用における社会的なエチケットや、お互いへの配慮のあり方について、改めて問いかける形となりました。子どもの成長過程における予測不能な行動と、多様なニーズを持つ乗客が共存する機内空間という特殊な環境。この「子連れ飛行機」を巡る論争は、今後も社会的な課題として議論が続いていくことでしょう。

参考資料