無所属の井出庸生衆院議員(長野3区)が、自民党入りの意向を同党幹部らに伝えていたことが11日、分かった。自民党側は近く、入党手続きを始める見通しだ。
井出氏は10日に自民党の下村博文選対委員長らを訪ね、入党の希望を伝えたという。井出氏は産経新聞の取材に対し「長く考えた上での結論だ。(入党の)希望を伝えたが、今後どうなるかはまだ分からない」と述べた。
井出氏は当選3回。旧新党さきがけの井出正一元厚相のおいにあたり、NHK記者を経て、平成24年の衆院選に旧みんなの党から初当選を果たした。26年の衆院選は旧維新の党から再選を果たし、29年の衆院選では旧希望の党から出馬し、3選した。
昨年5月に国民民主党が結成された際には参加せず、無所属として活動を続けていた。