[ロンドン/ブリュッセル 12日 ロイター] – 英国、カナダ、オーストラリア、日本などを含む24カ国の外相は12日、パレスチナ自治区ガザの人道危機が「想像を絶するレベル」に達しているとし、イスラエルに対し同地区への援助物資の搬入を認めるよう強く求める共同声明を発表した。
共同声明は「飢餓を食い止め、状況を逆転させるために、緊急の行動が今すぐ必要」と指摘。「イスラエル政府に対し、全ての国際NGO(非政府組織)による援助物資輸送を許可するとともに、不可欠な人道支援団体の活動を阻止しないよう求める」とした。
声明には 欧州連合(EU)の外相に当たるカラス外交安全保障上級代表のほか、EUの執行機関である欧州委員会の2人の委員も署名した一方、ドイツやハンガリーなど一部のEU加盟国は署名していない。