官製談合事件で高崎市長、副市長の給与減額

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高崎芸術劇場の家宅捜索に入る捜査員ら=11月19日午前3時57分、群馬県高崎市

高崎芸術劇場の家宅捜索に入る捜査員ら=11月19日午前3時57分、群馬県高崎市

 高崎芸術劇場(群馬県高崎市)の備品発注をめぐる官製談合事件で、同市は、富岡賢治市長と事務を所管する兵藤公保副市長の給与を減額する「特別職の給与に関する条例の一部改正案」を12日の市議会12月定例会本会議に提出する。

 減額は市長が月額15%(1~3月)、副市長が同10%(1、2月)で、減額される金額は市長が49万5千円、副市長が17万6千円となる。

 この事件では、劇場整備を担当する市都市集客施設整備室長だった劇場副館長の佐藤育男容疑者(50)が1月の照明備品に関する指名競争入札で予定価格を業者側に漏らしたとして、県警が11月、官製談合防止法違反などの疑いで佐藤容疑者ら3人を逮捕。今月9日、延長コードの入札でも予定価格を漏らしたなどとして、同容疑で3人を再逮捕した。

 富岡市長は3人の逮捕を受け、「任命権者として監督責任がある」などと述べ、自らの処分についても言及していた。

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