日本マクドナルドは14日、公式サイトを通じて、現在販売中のハッピーセット「ポケモン」について、8月15日から17日までの期間、購入数を「1グループ1会計につき3セットまで」に制限すると発表しました。また、同期間中の「ポケモンカード」の配布は行わない方針も併せて伝えています。今回の措置は、ハッピーセット「ポケモン」キャンペーンに関連する混乱と、一部での不適切な行為に対応するためのものです。
購入制限の詳細と背景
日本マクドナルドは、今回のハッピーセット「ポケモン」ポケモンカードキャンペーンにより、日頃からマクドナルドを利用している顧客、店舗で働くクルー、その他多くの関係者に多大な不便と迷惑をかけたことに対し、深く謝罪の意を表明しました。週末の販売に向けて、全5種類のおもちゃが付属するハッピーセット「ポケモン」は予定通り発売されますが、これまでの状況を踏まえ、17日までの3日間、以下の具体的な購入制限を実施すると説明しています。
販売個数については、「1グループ様1会計、3セットのご購入を上限」と定め、4セット以上の注文は購入を断り、キャンセル処理を行うとしています。この制限は、モバイルオーダーやマックデリバリーサービスにもシステム上で同様に設定されます。さらに、一部店舗や時間帯においては、利用自体を制限する可能性も示唆されました。マクドナルドは、「ルールやマナーをお守りいただけないお客様のご購入はお断りします」と、厳しい対応を取る姿勢を明確にしています。
顧客への配慮と今後の改善策
今回の購入制限が、普段から子どもや孫、友人と食事を楽しみにしている顧客に不便をかけることについて、マクドナルドは「大変心苦しく思っております」と述べました。これらの販売方法や対策については、顧客や店舗で働くクルーからの意見に耳を傾けながら、継続的に見直し、改善を図っていくことを宣言しています。
迷惑行為への厳正な警告
マクドナルドは、店舗への在庫確認などの問い合わせを控えるよう顧客に呼びかけています。また、購入された食品の不適切な取り扱い、クルーへの行き過ぎた要求、店内の無断撮影などの迷惑行為は止めるよう重ねて要請しました。ハッピーセットの転売目的での購入や、食品の放置・廃棄は容認しないと強く締めくくっています。
今回の購入制限措置は、過熱した需要とそれに伴うトラブルへの緊急対応であり、顧客と従業員の安全および快適な店舗体験を確保するためのものです。日本マクドナルドは、これらの対策を通じて、健全な販売環境を取り戻し、全てのお客様がハッピーセットを公平に楽しめるよう努力を続ける方針です。
出典:
- 日本マクドナルド公式ウェブサイト
- Yahoo!ニュース(ORICON NEWS)