ある秋の夜、都内高級住宅街で、小雨の中、愛車のハンドルを握る女優・仲間由紀恵(46)の姿が目撃されました。険しい表情を浮かべながら細い路地を走り、家族らしき人物を送迎する様子は、多忙な日々を送るトップ女優の一面を垣間見せるものでした。1994年のデビュー以来、着実にキャリアを築き、結婚と子育てを経て、彼女の演技は新たな深みを増しています。
仲間由紀恵、ブレイクから代表作まで
仲間由紀恵は1994年にドラマ『青い夏』で女優デビュー後、1995年に上京し、老舗芸能事務所『プロダクション尾木』に所属しました。2000年にはテレビ朝日系のドラマ『TRICK』で天才マジシャン役をコミカルに演じ、一躍脚光を浴びます。そして、2002年から放送が始まった日本テレビ系『ごくせん』シリーズでは、最高視聴率32.5%を記録する大ヒットとなり、ヤンクミこと山口久美子役は彼女の代表作として広く知られるようになりました。
雨の中、ハンドルを握る女優・仲間由紀恵
演技の幅を広げた「新境地」
20代の頃は『ごくせん』や『TRICK』のようなコミカルな役柄が多かった仲間由紀恵ですが、30代に入ってからは役の幅を大きく広げています。2022年のNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』では、包容力のある母親役を熱演し、新たな魅力を開花させました。特に近年、「新境地を拓いた」と絶賛されたのが、NHKドラマ『大奥』シリーズで見せたサイコパスな演技です。八代将軍・徳川吉宗の孫を演じ、激しい権力闘争の中で自らの手を汚さず邪魔者を次々と排除していく怪演は、SNS上のみならず業界内でも大きな話題となりました。
結婚と子育て、そして女優業の充実
私生活では、ドラマ『ジョシデカ!-女子刑事-』での共演をきっかけに、俳優の田中哲司と2014年に結婚。2018年には双子の男児が誕生しました。出産前後には一時仕事をセーブしていましたが、近年は再び表舞台に立つ機会が増え、女優としてのキャリアを一層充実させています。家庭と仕事を見事に両立させながら、彼女は表現者としてさらなる進化を遂げているのです。
最新主演ドラマと役柄への情熱
現在放送中のフジテレビ系ドラマ『小さい頃は、神様がいて』にも出演中の仲間由紀恵。本作は、『最後から二番目の恋』や『泣くな、はらちゃん』など数々の名作ドラマを手がけてきた脚本家・岡田惠和氏によるホームドラマです。離婚を前提とした家族が中心のホームコメディで、仲間は主演の北村有起哉(51)の妻を演じています。自身も妻であり、子育て中の仲間は、この作品に深く感情移入しているようで、熱心に台本を読み込むなど、役柄への並々ならぬ情熱を見せています。
結婚や子育てという人生経験を経て、仲間由紀恵は女優としてますます表現の幅を広げ、円熟した演技で観客を魅了し続けています。その熱いまなざしと演技への真摯な姿勢は、彼女が今後も日本のエンターテインメント界で重要な存在であり続けることを予感させます。
参照元:
- 仲間由紀恵が愛車で送り迎え「最新主演ドラマ」で夫役の北村有起哉も舌を巻く「熱量」 – Yahoo!ニュース / FRIDAYデジタル





