フリーアナウンサーの小川彩佳(40)が、キャスターを務めるTBS系報道番組「news23」の中で、学歴詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保真紀市長の卒業証書を巡る「19.2秒」発言について私見を述べました。この発言は、市議会の百条委員会での証人尋問中に飛び出し、波紋を呼んでいます。
静岡県伊東市長の学歴詐称疑惑と百条委員会
田久保真紀伊東市長は13日、自身の学歴詐称疑惑を調査するために設置された市議会の百条委員会に出頭し、証人尋問に臨みました。この問題は6月から混乱が続いており、多大な労力と時間が費やされています。
「19.2秒」発言の波紋
尋問中、田久保市長は自身の卒業証書を「19.2秒ほどみせた」と答弁。これに対し、一部の出席者からは「19.2秒…」と失笑が漏れる場面もありました。「news23」は、この「19.2秒」発言を映像と共に詳細に報じ、その異例の内容が注目を集めました。
小川彩佳アナウンサーの肖像写真。学歴詐称疑惑を巡る田久保真紀伊東市長の発言にコメント。
小川彩佳アナが見解表明
番組VTR終了後、小川アナは「本当にいつまでやってらっしゃるんだろうと。(中略)この混乱が始まったのは6月。多くの労力と時間が費やされてきたわけで」とコメント。続けて、「本当に測るべきなのはチラ見せの19.2秒ではなくて、失われた市政の機会とそして市民の信頼なんじゃないでしょうか」と、事態の深刻さと市民の不信感に焦点を当てた見解を示しました。
田久保市長の「チラ見せ」否定
田久保市長は、市議会の議長や副議長に卒業証書を「チラ見せ」したと指摘されていることに対し、これを強く否定。「秘書課長にはしっかり見せたにもかかわらず、なぜ議長や副議長になぜしっかり見せなかったのかというご質問に関しましては、私は議長の方に、約19.2秒ほど見ていただいた。チラ見せの事実はない」と繰り返し、自身の主張を貫きました。
結論
田久保伊東市長の学歴詐称疑惑を巡る「19.2秒」発言は、市議会での証人尋問で新たな混乱を招き、フリーアナウンサーの小川彩佳氏もこれに対し、市民の失われた信頼こそが重要であると指摘しました。この問題は、単なる卒業証書の提示時間を超え、市政に対する市民の信頼回復が喫緊の課題であることを浮き彫りにしています。