北海道・知床半島の斜里町と羅臼(らうす)町にまたがる羅臼岳(1660メートル)で登山に来ていた東京都墨田区、会社員曽田圭亮さん(26)がヒグマに襲われて死亡した被害で、北海道警は16日、曽田さんの死因が外傷による失血死だったと発表した。
発表によると、曽田さんは14日午前11時頃、友人とともに下山中にヒグマに襲われ、登山道脇の茂みに引きずり込まれた。翌日午後に約200メートル離れた場所で遺体が見つかり、全身にヒグマにかまれるなどした傷があったという。
現場付近では、ヒグマの親子3頭がハンターに駆除されており、北海道などが曽田さんを襲ったヒグマかどうかを調べている。