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アメリカの公共ラジオNPRは16日、米露首脳会談が開催されたアラスカ州にあるホテル内のプリンターから会談に関する機密文書が見つかったと報じました。アメリカ側の職員が誤って置き忘れたとみられています。
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アメリカの公共ラジオNPRによりますと、15日午前9時ごろ、米露首脳会談が開催された米軍基地から車でおよそ15分の高級ホテルで、会談に関する文書が共用プリンターに置かれているのを宿泊客が見つけました。
見つかった文書は全部で8ページで、会談の進行予定が細かく記載されているほか、トランプ大統領からプーチン大統領への贈答品にアメリカの国鳥でもある「ハクトウワシの置物」と書かれています。
また、文書によりますと、実際には行われなかった昼食会がおよそ2時間半にわたって予定されており、「プーチン大統領閣下に敬意を表して」と題したメニュー表や座席表もありました。
この文書の報道を受け、ホワイトハウスのケリー副報道官は16日、「何ページにも及ぶランチメニューだ」とし、「セキュリティーに問題があると言われるのは滑稽だ」と機密情報の漏洩にはあたらないとの認識を示しました。