YOSHIKI、「ダンダダン」劇中歌騒動で複雑な心境を明かす~キャラ名「HAYASii」に募る疑問

X JAPANのYOSHIKIが18日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、テレビアニメ「ダンダダン」の劇中歌「Hunting Soul」を巡る騒動について、改めて複雑な胸中を明かした。この楽曲は以前から著作権侵害の可能性が指摘されており、その動向が注目されていた。

著作権侵害の指摘と協議の経緯

YOSHIKIは8日、楽曲「Hunting Soul」のリリックビデオ公開後、そのハイトーンボイスとメタルサウンドがX JAPANを彷彿とさせると指摘。自身のXで「制作チーム、事前に一言ぐらい言ってくれれば良いのに..」と疑問を呈し、弁護士からも著作権侵害の可能性が示唆されたと明かしていた。翌9日には、Sony Music Publishingが関わる楽曲であるため「関係者で近く話し合いが行われる」と報告。自身もアニメファンとして、前向きな解決を願う姿勢を示した。

YOSHIKIがアニメ楽曲騒動についてX(旧ツイッター)で発言する様子YOSHIKIがアニメ楽曲騒動についてX(旧ツイッター)で発言する様子

キャラクター名「HAYASii」への深い疑念

しかし、今回の投稿でYOSHIKIは、劇中歌のボーカルキャラクター名「HAYASii」に改めて言及。この名前が自身の本名(姓)や、自ら命を絶った父の名前と関連するのではないかという強い疑問を投げかけた。著作権や肖像権の問題は各社に任せているとしつつも、「この件は直接話う?」と、個人的な感情が強く絡む複雑な胸中を明かした。

本名使用と父の死にまつわる苦悩

YOSHIKIは、過去に自身の本名(姓)を名乗らず「Yoshiki」として活動してきた理由について、「父が自ら命を絶った、と言う事実と今に至るまで、むきあえないまま生きてきたから」と告白。今回の件に対し、「とても複雑な気持ち、みんな、悪気はないのはわかってるけど.. 心が痛いしなぜか涙が出た」と綴り、長年にわたる心の痛みが再び浮上したことを示唆した。

著作権問題から発展した今回の騒動は、YOSHIKIにとって、自身の本名と家族の背景、特に父の死にまつわる深い個人的な苦悩を再燃させるものとなった。単なる音楽の権利問題に留まらず、アーティストの秘めたる葛藤を露わにした彼の発言に、今後も世間の注目が集まる。

参照元: https://news.yahoo.co.jp/articles/7453f97c70b37359658730ee494bab601135367e