NHK連続テレビ小説『ばけばけ』、視聴者が選ぶ「ハマり役」俳優ランキング発表!

9月29日に放送が始まったNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、明治時代の松江を舞台に、小泉八雲と妻セツをモデルにした夫婦の物語を描き、幻想的な世界観と実力派俳優陣で視聴者を魅了しています。本作では、役柄と演技が見事に重なり、物語に深く引き込まれる視聴者が続出。そこで今回、本誌はWEBアンケートツール「Freeasy」を通じて、朝ドラ好きな20~70歳の男女500人を対象に、「『ばけばけ』でハマり役だと思う俳優」に関する調査を実施しました。この調査結果から、視聴者の心を掴んだ俳優たちの魅力に迫ります。

北川景子と池脇千鶴、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』での共演風景北川景子と池脇千鶴、NHK連続テレビ小説『ばけばけ』での共演風景

第3位:優しさと芯の強さを体現する母親役、池脇千鶴(43)

第3位に選ばれたのは、ヒロインの母・松野フミ役を演じる池脇千鶴さん(43)です。1997年に8代目「三井のリハウスガール」として芸能界入りして以来、映画『ジョゼと虎と魚たち』や『そこのみにて光輝く』などで繊細な演技が高く評価され、数々の賞を受賞してきた実力派女優です。朝ドラへの出演は2001年度後期『ほんまもん』以来、実に24年ぶりとなります。

本作では、優しく芯の強い母親を見事に演じきり、アンケートではその卓越した演技力に多くの称賛の声が寄せられました。特に第1話で学校で傷ついたトキをそっと抱きしめる場面では、池脇さんの“ふっくらとした手元”にも注目が集まり、「本物のお母さんみたい」とネット上で絶賛の声が相次ぎました。2021年の雑誌インタビュー(『SPUR』2021年7月号)で「年齢を重ねると、そのぶん役の幅が広がるので楽しみなんです」と語っていた池脇さんの自然体な姿勢が、母親役の深みにも繋がっているようです。視聴者からは「優しいふわりとした母親らしさが出ています」「とても演技が上手い」「お母さん役がハマっている」「年齢的に無理なく、自然な感じが好感が持てる」といったコメントが寄せられています。

第2位:圧倒的な存在感と気品を放つ、北川景子(39)

第2位に輝いたのは、朝ドラ初出演となる北川景子さん(39)です。堤真一さん(61)演じる松江の上級武士・雨清水傳の妻・タエ役で第2話から登場し、武家の娘としての誇りと品格をまとった凛とした佇まいは、「お姫様みたい」「着物姿が美しい」とネット上で大きな反響を呼びました。

劇中では、夫を亡くし、息子・三之丞を守るために物乞いとなるという衝撃的な展開が描かれますが、北川さんの放つ気品は揺るがず、「物乞いでも美しい」とまで評されるほど。アンケートでも「いるだけでオーラが凄い」などの声が寄せられ、朝ドラ初出演ながらも圧倒的な存在感を示しています。視聴者からは「凛とした役どころがとても似合っているから」「演技の幅が広く存在感が凄い」「武家の娘らしい、品格が出ている」「幕末の武士階級のそのプライドと悲惨さをすごくよくあらわしている」といった意見が集まりました。

第1位:運命の役を掴んだヒロイン、髙石あかり(22)

そして、堂々の第1位に選ばれたのは、主人公・松野トキ役の髙石あかりさん(22)です。本誌のインタビュー(『女性自身』2025年11月4日号)で、「小さいころから朝ドラのヒロインになることが、俳優というより、高石あかりとしてのいちばんの夢だった」と語っていた髙石さん。実は2022年度後期『舞いあがれ!』や前作『あんぱん』のオーディションにも挑戦しており、3度目のチャレンジで応募者2892人の中から見事ヒロインの座を射止めました。

民話や昔話が好きな松野家の一人娘・トキを、髙石さんは瑞々しい感性で表現し、アンケートでは彼女の「表情の豊かさ」を評価する声が目立ちました。髙石さん自身も、「『これ、まさに私!』と思うトキのセリフが毎回あって、演じる際に全く違和感がありません」(『NHKドラマ・ガイド 連続テレビ小説 ばけばけ Part1』)と明かしており、まさに運命の役と言えるでしょう。視聴者からは「さすがオーディションで朝ドラヒロインを勝ち取った女優だと思った」「表現力が抜群だから」「初ヒロインとして一生懸命さが伝わって好感が持てる」「笑顔が朝から元気を与えてくれるから」といった絶賛の声が寄せられました。

まとめ

NHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、その魅力的な物語だけでなく、実力派俳優たちの見事な演技によって、視聴者の心を掴んでいます。池脇千鶴さんの深みのある母親像、北川景子さんの圧倒的な気品と存在感、そして髙石あかりさんの瑞々しい感性で演じるヒロイン。それぞれが役柄に深く入り込み、視聴者に感動と共感を与えています。これらの俳優たちの熱演が、今後の物語展開にどのような影響を与えるのか、引き続き注目が集まることでしょう。