中居正広、53歳誕生日に“最後のつながり”途絶か? 引退後の「孤立状態」に拍車

8月18日、元「SMAP」の中居正広氏が53歳の誕生日を迎えた。この記念すべき日を境に、中居氏とファンの“つながり”が決定的に断たれる見通しであり、芸能界引退後の彼の状況に注目が集まっている。

芸能界引退を発表し、ファンクラブ閉鎖によって孤立が指摘される元SMAPの中居正広氏の肖像芸能界引退を発表し、ファンクラブ閉鎖によって孤立が指摘される元SMAPの中居正広氏の肖像

2024年12月末に元フジテレビの女性アナウンサーAさんに対する性的トラブルが報じられ、年明けに芸能界引退を発表した中居氏。表舞台から姿を消したものの、彼がファンに残したものが一つあった。それは、2022年4月に開設された有料ファンクラブサイト「中居ヅラ あの子たちに…、」である。月額わずか100円という破格の会費で運営されていたが、引退に伴い2025年2月19日に終了することが決定。さらに、閉鎖前日には会費の返金がメールで告知され、8月18日の午後11時59分をもってサイトが完全に閉鎖される旨が記載されていた。この閉鎖日が中居氏の誕生日と重なったため、多くのファンがこれを中居氏とファンの「最後のつながり」と見ていたという。

性的トラブルと中居氏の反論、そして新たな報道の波紋

今年3月、フジテレビなどが設置した第三者委員会の調査報告書において、中居氏が起こしたとされるトラブルは性暴力と認定された。しかし、中居氏はこの認定に対し、5月以降、代理人弁護士を通じて再三にわたり反論を繰り返してきた。

そうした中、中居氏に追い打ちをかける出来事が発生した。8月6日の「週刊文春 電子版」が、トラブル当日の詳細な様子を報じたのだ。報告書によれば、2023年6月に中居氏の自宅マンションでAさんとの間でトラブルが起きたとされているが、密室での出来事だったため詳細は不明な点も多かった。しかし同誌は、女性の代理人弁護士が中居氏宛てに送付したとされる「通知書」の内容として、トラブル当日の状況を具体的に記述し、大きな波紋を呼んだ。この「性暴力の全貌」と題された報道は、世間の関心を再び集めることとなった。

「擁護派」とされた橋下氏・古市氏の沈黙

「性暴力の全貌」報道が物議を醸す中、X(旧Twitter)では、元大阪府知事の橋下徹氏と社会学者の古市憲寿氏について「橋下弁護士や、古市が沈黙した意味も考えた方がいい」「急に中居擁護を口にしなくなった橋下・古市」といった声が相次いでいる。この二人はこれまで、中居氏の騒動に関して踏み込んだ姿勢を見せていたことで知られる。

橋下氏も古市氏も、テレビ番組やSNSを通じて第三者委員会の調査報告書の問題点を指摘していた。例えば、橋下氏は6月の「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)で、「中居さんの代理人から聞いてるわけじゃないですけど、関係者から聞いている限りだと、中居さんは女性を傷つけたくないから、裁判まではやらない」と発言。また古市氏も、6月に自身のXで、Aさんの代理人弁護士に対し8ページにわたる「確認文書」を送付したことを明らかにしていた。彼らの言動からは中居氏に寄り添う印象を受ける人が多く、一部からは“応援団”と見なされていた。

しかし、「週刊文春」が報じたトラブル当日の記事に関しては、両者ともに沈黙を貫いているため、その変化に違和感を覚える向きも少なくない。Aさんの代理人弁護士に文書を送付した古市氏は、6月18日のXで回答があったことを報告し、「一連の問題に関しては、別の角度からの取材や調査も進めていますので、きちんとまとまった段階で発表ができればと思っています」と投稿していた。だが、その投稿から2ヶ月が経過した現在も、古市氏がその“取材”の結果を公表することはなく、SNS上では「擁護を諦めたのでは?」といった憶測も飛び交っている。

ファンクラブ閉鎖と深まる「孤立状態」

引退以降、芸能界との直接的なつながりが途絶えつつある中居氏だが、これまで“擁護派”と目されていた橋下氏や古市氏が沈黙を守るようになり、そしてファンクラブも閉鎖されたことで、中居氏が「孤立状態」に陥っているという見方も強まっている。

53歳の誕生日を迎えた中居氏は、このような状況の中で何を思うのだろうか。彼の今後の動向に、依然として多くの関心が寄せられている。

参考文献