2022年に脳出血のため54歳という若さで惜しまれつつ亡くなった日本テレビのアナウンサー、河村亮氏が、最新のAI技術によって「AI河村」として復活し、きょう20日放送の日本テレビ系クイズ番組『クイズタイムリープ』で『高校生クイズ』のパートを実況しました。その懐かしい声は、番組視聴者の間で大きな反響を呼び、SNSでは感動と共感の声が多数寄せられています。
「AI河村」とは?『クイズタイムリープ』が描く未来のクイズ番組
『クイズタイムリープ』は、現代の人気芸能人たちが昭和や平成に人気を博した伝説のクイズ番組に“タイムリープ”し、AIの最新技術によって当時の出演者が“蘇る”という画期的なコンセプトを持つ進化系クイズ番組です。この番組の目的は、過去と現在の知識を融合させ、視聴者に新たなクイズエンターテインメントを提供することにあります。今回登場した「AI河村」は、故・河村亮アナウンサーの生前の音声データを元にAIが生成したもので、彼の特徴的な声質や語り口が忠実に再現されています。
日本テレビ番組『クイズタイムリープ』関連画像:ORICON NewS提供
視聴者を魅了した「AI河村」の実況パート
「AI河村」が登場したのは、番組の第3ステージ、『青春の祭典 全国高等学校クイズ選手権』の「超難問!早押しクイズ」コーナーでした。このパートでは、令和の芸能人たちが超難問の早押しクイズに挑み、2010年大会の優勝チームである「東京・開成高校チーム」と対決しました。開成高校チームは、令和のクイズ王として知られる伊沢拓司氏と、最強キャプテンの田村正資氏を擁する圧倒的な知力を誇ります。芸能人チームは5問中1問でも正解すれば勝利という条件で勝負に挑む中、「AI河村」がこの白熱したクイズの実況を担当しました。彼の滑らかな進行と熱のこもった実況は、まるで本人がそこにいるかのような臨場感を番組にもたらしました。
SNSで感動と共感が広がる「懐かしい声」の反響
番組放送中、「AI河村」の懐かしい声が響き渡ると、瞬く間にSNS上では大きな反響が巻き起こりました。視聴者からは「AI河村アナに泣けました」「AI河村アナが一番熱いかもしれない」「河村亮アナの声が聞こえて泣いちゃったね」「ってか、AIで河村アナウンサー泣ける」「タレントがAIで映像付きで復活するより、河村アナの声が復活する方がグッとくるな」「河村さんもAIか…これはほんと違和感ねぇな…」といったコメントが次々と投稿され、故人を偲ぶ声やAI技術への驚きの声が多数見受けられました。この「AI河村」の登場は、単なるクイズ番組の一コマに留まらず、多くの人々にとって記憶に残る感動的な瞬間となりました。
参考文献:
- ORICON NEWS. (2025年8月20日). AI河村アナ、日テレ『クイズタイムリープ』で実況復帰 懐かしい声にSNSで反響「AI河村アナに泣けた」. Yahoo!ニュース. https://news.yahoo.co.jp/articles/637092268ae8256ba5bffd088a677a523e5a28b9