元フィギュアスケート女子日本代表で、2006年四大陸選手権銀メダリストの中野友加里さん(39)が、8月21日に放送されたフジテレビ系情報番組「ぽかぽか」にVTR出演し、その現在の活躍とプライベートが大きな注目を集めています。長年にわたる荒川静香さんとの絆や、競技引退後の多岐にわたる活動について、多くの関心が寄せられています。
「ぽかぽか」出演とゲスト陣
この日の「ぽかぽか」には、フィギュアスケート界のレジェンドである2006年トリノ五輪金メダリストの荒川静香さんと、アイスダンスで高橋大輔選手と“かなだい”カップルを組み、世界選手権で日本勢過去最高タイの11位を記録した村元哉中さんがゲストとして登場しました。番組では、お二方と親交の深い中野友加里さんがインタビューに応じる様子が放送されました。フリルブラウス姿で画面に映し出された中野さんは、「こんにちは。元フィギュアスケーターの中野友加里です」と笑顔で自己紹介。画面のテロップには「フィギュアスケート解説・審査員 中野友加里(39)」と、現在の肩書が紹介されました。
荒川静香との長年の絆と「ママ友」としての交流
4歳年上の荒川静香さんとは、同時期に日本のフィギュアスケート界を牽引してきました。中野さんは、シニアの大会に出るようになってから一緒に遠征に行く機会が増え、「同じ部屋でいろんなお話をさせていただきました」と、当時の思い出を懐かしそうに語りました。現在では、お互いに子どもを持つ「ママ友」として交流が続いています。荒川さんのお子さんが虫好きであることに触れ、「うちの息子もすごく虫が大好きなんですよ。荒川さんから、(チョウの)幼虫をもらったことがあって。サナギから羽化する瞬間の動画を送ってくださったりして」と、微笑ましいエピソードを披露。荒川さんの印象について、「嫌いなものでもチャレンジする精神がすごいなと思いました」と称賛しました。
反響と「ドーナツスピン」の記憶
中野さんの「ぽかぽか」出演に対し、インターネット上では大きな反響がありました。「中野友加里さんっ!相変わらずお美しい。品があるのよね」「中野友加里もう39か」「フィギュアスケーター中野友加里のドーナツスピンが1番好き 世界イチ」といったコメントが多数寄せられ、その変わらぬ美しさと、代名詞である高速「ドーナツスピン」に対する根強い人気がうかがえました。また、現在の肩書に「中野友加里さんは今、審判員もやってるのか」と驚きの声も上がりました。
フィギュアスケート選手時代の中野友加里が「ドーナツスピン」を披露する様子
競技引退後の多岐にわたる活動
中野友加里さんは、2005年NHK杯優勝、2006年四大陸選手権銀メダリストなど、現役時代には日本のトップスケーターとして活躍しました。2010年に競技生活を引退した後、フジテレビ社員として新たなキャリアをスタートさせ、2019年には退社。2020年には自身のYouTubeチャンネルを開設し、フィギュアスケートに関する解説や情報発信を行っています。プライベートでは、2015年に一般男性と結婚。2016年には第1子となる長男を、2018年には第2子となる長女を出産し、現在では二児の母として多忙な日々を送っています。
引退から時が経ってもなお、フィギュアスケート界に貢献し続ける中野友加里さん。その輝かしいキャリアと、親しみやすい人柄、そして新たな分野での挑戦は、今後も多くの人々を魅了し続けることでしょう。