アイドルグループTOKIOの元メンバー、国分太一氏(50)が無期限の活動休止に入って以来、その背景にある「不祥事」の詳細に関心が集まっています。複数の問題行為が報じられる一方で、彼をよく知る人々からは「悪事を働くようなタイプではなかった」という意外な証言も聞かれます。しかし、一度だけ、女性相手に「大暴走」とも言える行動を目撃された過去も。この記事では、国分氏の表と裏の顔、そして活動休止に至る経緯を深く掘り下げます。
国分太一氏の芸能活動休止、その背景と沈黙
国分氏が芸能界の表舞台から身を引いて約2ヶ月が経過しました。日本テレビ系の人気番組『ザ! 鉄腕! DASH!!』からの降板が発表されたのは6月20日。日本テレビ側はコンプライアンス違反を理由に挙げたものの、被害者のプライバシー保護のため、事案の具体的な内容は明かされませんでした。ハラスメントに該当する言動があったとされていますが、その詳細は依然として不明なままです。
降板発表の5日後には、所属グループTOKIOの解散も発表されました。残るメンバーである城島茂氏(54)と松岡昌宏氏(48)はソロ活動を継続することになりましたが、国分氏本人はそれ以来、一切の沈黙を守り続けています。この突然の活動休止とグループ解散は、多くのファンや関係者に衝撃を与え、その動向に注目が集まっています。
国分太一氏の笑顔のポートレート。元TOKIOメンバーの知られざる人物像に迫る。
関係者が語る「気さくで優しい国分さん」の素顔
国分氏の知られざる一面を語るのは、かつて彼が足繁く通っていたという都心のダイニングバーの元関係者です。この関係者は、「私が知っている国分さんは、本当に気さくで優しい方でした。だから、芸能界を追われるほどのトラブルを起こしたと聞いても、なかなか信じられないんです」と証言しています。
約20年前、高級住宅街の一角に位置するそのダイニングバーは、3階建てで10名ほど収容できる個室も備え、深夜まで営業していました。自宅が近かった国分氏は、店長と意気投合し、常連客になったといいます。普段は競技用自転車のBMXに乗って一人でふらりと訪れ、個室ではなく1階のカウンター席の奥で焼酎を嗜むのが常でした。
お酒が入ると、国分氏はいっそう愛想良く振る舞う姿を見せていたそうです。店長から「国分さん、いつものお願いします」と言われると、まるでカメラが回っているかのように急にかしこまった姿勢を取り、満面の笑みで「うまい!」と叫びながら料理を食べる即興の食レポを披露。そのあまりにも美味しそうな表情に、プロの表現力のすごさを感じさせられたと、当時の店員や常連客は大いに盛り上がっていたといいます。
さらに、国分氏は店員思いの一面も持っていました。アメカジファッションを好んでいた彼は、代官山の「ハリウッドランチマーケット」などのショップで洋服をよく購入していたそうです。気に入った商品はためらうことなく買うものの、増えすぎた洋服を着ないままにしておくのはもったいないと、店員たちにプレゼントしていました。ある時には、自宅から車で運んできた大量の洋服を店員たちみんなで分けたところ、どれも新品同様の品ばかりだったというエピソードも残されています。
不祥事と温厚な人物像の狭間
国分太一氏の無期限活動休止という重い事実と、彼の人間性を語る温かい証言は、複雑なギャップを生み出しています。公にされたコンプライアンス違反の内容が不明瞭なままであるため、彼の行動や真意に対する憶測が広がっています。しかし、長年彼と接してきた関係者たちの証言は、一連の不祥事報道だけでは見えてこない、彼の多面的な人物像を示唆しています。このギャップが、今後の国分氏の動向と、彼の抱える問題を理解する上で重要な鍵となるでしょう。