【ジャカルタ共同】インドネシア西ジャワ州の集落で、寄生虫に感染した女児(4)が死亡し、体から大量の回虫が摘出され、衝撃が広がっている。病院が推計した回虫の量は1キロ超。地元メディアが22日までに報じた。
女児は7月13日に意識不明の状態で病院へ搬送され、9日後に死亡した。当初は結核が疑われたが、鼻から生きた回虫が見つかった。病院によると、土遊び中に感染した可能性があり、回虫は脳や肺にも広がっていた。
治療を支援した地元団体が今月経緯を公表。貧困家庭で、無償医療を受けるのに必要な身分証明書などがなかった。