ひろゆき氏が語る「最強の人物」論:「承認欲求」と「富」が交差する先にビートたけし氏

実業家・西村博之氏(ひろゆき氏)(48)が、自身のX(旧ツイッター)を更新し、現代日本における「最強」と考える人物像について独自の見解を示しました。彼のこの発言は、各分野の成功者たちが抱く異なる欲求と、それらがどのように循環しているかを浮き彫りにしています。

実業家・西村博之氏(ひろゆき氏)が自身の見解を述べる様子実業家・西村博之氏(ひろゆき氏)が自身の見解を述べる様子

ひろゆき氏はまず、社会における多様な成功者の間の複雑な心理を指摘しました。彼の分析によると、「金を稼ぐことに成功した経営者」は、承認欲求を満たすためにテレビタレントやYouTuberといった公衆の目に触れる存在に憧れる傾向があるといいます。一方、エンターテイメントの世界で活躍する「タレントやYouTuber」は、時代を超えて価値ある作品を残す「学者や芸術家」に敬意を抱き、その領域に憧れを抱くとのこと。そして、「学者や芸術家」は、その活動を維持し生活を豊かにするために「経営者」の持つ経済力に憧れる、という興味深い循環構造を提示しました。

この一連の考察を経て、ひろゆき氏は自身の「最強」論の結論として、「有名作品を作り、かつ富も手にしたタレントこそが最強」であると断言しました。この発言に対し、Xのユーザーからタレントのビートたけし氏の名前が挙げられると、ひろゆき氏は即座に「まさに」と同意。ビートたけし氏が長年にわたり数々の有名作品を生み出し、同時に経済的成功も収めていることが、彼の「最強の人物」像に合致すると考えられるでしょう。

今回のひろゆき氏の発言は、現代社会における成功の定義や、人々が抱く根源的な欲求について深く考えさせるものとなりました。富、名声、そして後世に残る価値という異なる要素が複雑に絡み合う中で、それら全てを兼ね備えた人物が真の「最強」であるという彼の視点は、多くの議論を呼ぶことになりそうです。


[参考元]
Yahoo!ニュース – ひろゆき氏が「最強」だと思う人物「まさに」と返した芸能人