俳優・吉沢亮主演、李相日監督の映画『国宝』が、公開77日間で興行収入110.1億円を突破する大ヒットを記録しました。この快挙により、邦画実写作品の歴代興行収入ランキングにおいて、『南極物語』の記録を塗り替え、堂々の第2位にランクイン。日本映画史に新たな金字塔を打ち立てた形です。
『国宝』、邦画実写『南極物語』を越え歴史的記録を更新
22日に発表された情報によると、映画『国宝』の興行収入は110.1億円を突破。これは1983年公開の邦画実写作品『南極物語』が記録した110億円を上回り、邦画実写歴代2位という歴史的な成績を収めました。主演の吉沢亮をはじめとする豪華キャスト陣と、李相日監督の手腕が結実した結果と言えるでしょう。
吉沢亮主演映画『国宝』が興行収入110億円を突破し、邦画実写歴代2位に
吉田修一原作、歌舞伎の世界を描く感動のヒューマンドラマ
本作は、芥川賞作家・吉田修一氏の同名小説を原作とした重厚なヒューマンドラマです。任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道を極めることに人生を捧げる主人公・立花喜久雄(吉沢亮)の50年にわたる壮絶な生涯が描かれています。歌舞伎の華やかさと厳しさ、そして人間ドラマの深さが多くの観客を魅了しました。
22年ぶりの大快挙!『踊る大捜査線2』に次ぐ記録
『国宝』は、これに先立つ18日には興行収入100億円を突破したことが発表されていました。これは2003年公開の『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(173.5億円)以来、邦画実写としては実に22年ぶりの快挙であり、その勢いは止まるところを知りません。公開からわずか77日間でのこの記録達成は、まさに社会現象と言えるでしょう。
公開77日間で観客782万人、公式Xも感謝のメッセージ
21日までの公開77日間で、観客動員数は782万人に達し、興行収入は110.1億円に到達しました(興行通信社調べ)。これにより、邦画実写の歴代興行収入ランキングにおいて、『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』に次ぐ第2位の座を確固たるものにしています。『国宝』公式Xアカウントも22日に更新され、興行収入突破の報告とともに、「公開から2ヶ月以上経った今もなお、たくさんのお客様に愛していただきありがとうございます。いまこそ映画館で観るべき圧倒の映像体験をぜひ何度でもお楽しみください!」と、観客への感謝と再鑑賞を促すメッセージが送られました。
結論
映画『国宝』の興行収入110億円突破は、邦画実写作品の歴史に新たな一ページを刻む大偉業です。吉沢亮の熱演と李相日監督の演出、そして吉田修一氏の原作が織りなす感動的な物語は、今後も多くの人々に語り継がれることでしょう。まだ観ていない方はもちろん、既に観た方も、この圧倒的な映像体験をぜひ劇場で何度でもお楽しみください。
参照元
ENCOUNT編集部