NHK連続テレビ小説『あんぱん』が8月13日の放送回から1960年代に舞台を移し、その中で『Mrs.GREEN APPLE』のギターボーカル・大森元貴が演じる、作曲家いずみたく氏をモデルとした“いせたくや”役の好演が大きな話題を呼んでいます。国民的アーティストとして絶大な人気を誇る大森元貴の俳優としての新たな一面に、各方面から熱い視線が注がれています。
大森元貴、『あんぱん』で魅せる演技と話題性
大森元貴演じるいせたくやは、親友の永六輔氏(史実では永六輔さん)と共にミュージカル『見上げてごらん夜の星を』の制作に勤しむ作曲家という設定です。13日の放送回では、コミカルな演技が視聴者から好評を博し、翌日の放送ではミュージカルの楽曲『見上げてごらん夜の星を』を歌唱するシーンも披露され、その歌声と表現力にも注目が集まりました。スポーツ紙記者は「今後の物語に関わる重要な人物になることでしょう」とコメントしており、物語の展開における彼の存在感は増すばかりです。大森が所属するMrs.GREEN APPLEは、2023年と2024年の『日本レコード大賞』を連覇し、音楽ストリーミングサービスでも常に複数の楽曲が上位にランクインするなど、その人気はまさに国民的です。
福田雄一監督が熱視線!コメディセンスを絶賛
そんな大森元貴の演技に、人気劇作家で映画監督の福田雄一氏が目をつけました。福田監督は自身のX(旧Twitter)で、『あんぱん』13日放送回に言及。特にいずみたくの「君たちが上手なのは分かった。技術なんていらない。君たちが楽しいのが伝わってくればいいんだ」というセリフに深く共感し、「激しく同意過ぎて感激福田組のミュージカルとコンセプトが同じ過ぎる」とコメントしました。さらに、「大森元貴さんって、コメディ出来るんだなあ」と大森個人のコメディセンスを高く評価する発言もあり、今後の起用にも期待が高まっています。
連続テレビ小説『あんぱん』で俳優としての才能を見せるMrs.GREEN APPLE大森元貴(左)と、そのコメディセンスに注目する福田雄一監督(右)の合成写真
ネット上の反応は「福田組」への複雑な感情?
福田監督の投稿に対し、ネット上では様々な反応が見られました。一部のファンからは「逃げて!」「福田の作品には出ない方がいいと思う。正直くそつまらん」といった、福田監督作品への出演を拒否する声が多数上がっています。これには「福田組はちょっと」「最近のはもうただの無茶振りの胸焼けだから!!!」といった具体的な理由を挙げるコメントも散見されました。福田監督は『勇者ヨシヒコ』シリーズや映画『今日から俺は!!』といったヒット作を世に送り出す一方で、彼独特の“おもしろ演出”やアドリブの多さにアレルギー反応を示す視聴者も少なくありません。スポーツ紙記者は「大森さんのコミカルな演技を見て、自身の作品の世界観とマッチしていると感じたのかもしれませんね」と分析しており、福田監督が自身の作風に合う新たな才能を見出した可能性を示唆しています。
国民的アーティストである大森元貴が、福田監督作品のような賛否が分かれるジャンルに挑戦する日が来るのか、今後の動向が注目されます。彼の俳優としてのキャリアがどのように発展していくのか、ファンならずとも目が離せません。
参考文献
- 福田組に加入!?演技を気に入られたミセス大森元貴 – 週刊女性PRIME (Yahoo!ニュース)