山里亮太、ハッピーセット転売と食品廃棄に「やっと動いた」消費者庁の改善要望を評価

お笑いコンビ、南海キャンディーズの山里亮太が22日、MCを務める日本テレビ系情報番組「DayDay.」に出演し、日本マクドナルドの「ハッピーセット」における転売目的の大量購入とそれに伴う食品廃棄問題について言及しました。消費者庁が同社に対し改善要望を出したことに対し、山里は「やっと動いたという感じですね」と、これまでの対応の遅さを指摘しつつ、当局の動きを評価しました。

ポケモンカード巡るハッピーセットの混乱と大量廃棄

今回の問題の発端は、今月9日から販売が始まったハッピーセットに人気トレーディングカードゲーム「ポケモンカード」が2枚付いてきたことでした。マクドナルドは一人5セットまでの購入制限を設け、11日まで販売するとしていましたが、求める人が殺到し、発売初日で配布終了となる店舗が続出しました。

この状況を悪用し、転売目的でハッピーセットが大量購入される事態が発生。カードだけが抜き取られ、フリマサイトで高値で転売される一方で、本来食されるべきフライドポテトやハンバーガーは食べられることなく、購入店舗の脇や道端などに大量に廃棄されている光景が各地で目撃され、社会問題化しました。

南海キャンディーズ山里亮太、ハッピーセット転売問題についてコメント南海キャンディーズ山里亮太、ハッピーセット転売問題についてコメント

消費者庁が初の「食品ロス削減」を理由とした改善要望

事態を重く見た消費者庁は、この販売方法について改善を要望しました。特筆すべきは、同庁が「食品ロス削減」の観点から企業に改善を要望するのは、今回が初めてのケースとなる点です。これは、単なる転売問題に留まらず、環境や倫理的な問題としても深刻に捉えられていることを示しています。

山里亮太の訴えと具体的な提言

山里亮太は、この問題に対して強い懸念を表明しました。「もらえなかった子どもたちが悲しい顔をしている。楽しみにしていた人たちの夢とか奪ってしまう」と、純粋にハッピーセットを楽しみにしていた子どもたちの気持ちを代弁。さらに、「やっと動いたという感じですね。今まで野放しになっていることが多すぎた」と、これまで同様の事態が放置されてきたことへの不満を述べました。

彼は具体的な解決策として、「いい方法とかありそうですけど。食べたら交換してもらうとか。何かしら行動を起こさないとダメです」と提言。食品廃棄を伴う転売行為を防ぎ、本来の「ハッピー」な体験を子どもたちに届けるための積極的な対応の必要性を強く訴えました。

まとめ

今回のハッピーセットを巡る転売と食品廃棄問題は、消費者庁が異例の改善要望を出すまでに発展しました。南海キャンディーズの山里亮太氏もこの状況に強い懸念を示し、子どもたちの純粋な楽しみを守り、社会的な無駄をなくすための具体的な行動を求めています。マクドナルドや関係機関がどのような改善策を講じるか、今後の動向が注目されます。


参考文献: