【ワシントン=池田慶太】米紙ワシントン・ポストなどによると、ヘグセス米国防長官は22日、国防総省傘下の情報機関・国防情報局(DIA)トップのジェフリー・クルーズ空軍中将を解任した。6月の米軍によるイラン核施設空爆の被害評価を巡り、トランプ大統領の怒りを買ったことが影響した可能性がある。
クルーズ氏の通常の任期は2027年までだった。DIAはイラン核施設への攻撃直後、イランの核開発を数か月遅らせたにすぎないとする初期評価をまとめたが、施設を「完全に壊滅させた」とするトランプ氏の主張に反する内容だったため、政権内で反発を受けた。