俳優の黒沢年雄氏(81)が自身のブログで展開した「月に50万円稼ぐのは簡単だ」という発言が、インターネット上で大きな議論を巻き起こしています。この発言は、昨今の社会問題である闇バイトへの批判から派生したものですが、その内容に対し多くの批判が寄せられる事態に。黒沢氏はこの批判に対し、自身の過酷な若き日の「経験談」を交え、改めて持論を表明しました。
闇バイト批判と「月50万円は簡単」発言の真意
黒沢年雄氏は自身のブログを更新し、社会問題となっている闇バイトについて厳しく批判しました。その中で、「その気になれば、世の中には人に喜んでいただいてお金になる仕事はいくらでもある」「月に50万円くらいは簡単だ!」と断言。具体的な稼ぎ方として、「エアコン、電気関係、掃除、家関係の修理や大工など、家に住む人間にとって必要不可欠なサービスを提供できる何でも屋」を挙げました。高齢になっても可能なこれらの仕事は、一つの修理で一万円程度を得ることも難しくなく、一日に数件回れば5万円、月に20日働けば100万円に達し、経費を引いてもかなりの手取りになると説明していました。
ネットからの批判と黒沢氏の反論
この「月50万円は簡単」という黒沢氏の発言に対し、インターネット上では「無理に決まっている」「あなたが実際にやって証明してほしい」といった批判の声が多数寄せられました。これを受け、黒沢氏は自身の過去を振り返り、反論を展開しています。17歳から2年間、家庭の事情で長男として家計を支える必要があったと語る黒沢氏は、当時、営業職(車、ミシン、ベッドなど数種類)に加え、夜はキャバレーや深夜バーのボーイを掛け持ちしていたといいます。これらの複数の仕事をこなし、当時で月6~7万円(現在価値では50万円以上)を稼いでいたという壮絶な「体験談」を明かしました。
俳優・黒沢年雄氏(81)が自身のブログで「月50万円は簡単」と発言し、その真意を語る姿。
「やる気と体力」が夢を叶える鍵
黒沢氏は自身の苦労経験を踏まえ、「細かい話は省略するが、これは現実の話だ」と強調しました。「頭から駄目だ、無理だと諦めるのは問題外。何をやっても実現しない。まずはやってみる、それが私だ」と持論を述べ、成功には「やる気と体力、そして常に願望を描くこと」が不可欠であると力説しました。世の中は常識的な思考では夢は叶わないとし、「やる気と体力さえあれば、ある程度は夢は叶った。これが私の体験と経験からの答えだ。『あれはやだ、これはキツイ』という姿勢では、何をやっても問題外だ」と、自身の「人生論」と「働き方」に対する信念を綴っています。
黒沢年雄氏の「月50万円は簡単」という発言は、現代社会における若者や多くの人々が抱える「収入」や「働き方」に関する課題に一石を投じる形となりました。彼の主張は、自身の過酷な経験に裏打ちされたものであり、単なる楽観論ではない、努力と実践の重要性を問いかけるものです。
参考文献: