3人組アーティストNumber_iの平野紫耀が8月23日に自身のInstagramストーリーズを更新し、質問箱を通じてファンとの交流を楽しんだ。しかし、その交流の中で彼が発したいくつかの言葉がファンの間で物議を醸し、SNS上では様々な意見が飛び交っている。平野紫耀の率直な発言と、それに対するファンの複雑な感情が注目を集めている。
インスタ質問箱での活発な交流と「挨拶しない先輩」発言の波紋
平野は同日の夕方から「いぇい」と題した質問箱を設置し、ファンからのメッセージに一つ一つ丁寧に返信。約3時間にわたる交流を続け、さらに深夜3時からも再開し、約2時間で約170件もの質問に対応したという。この活発な交流の中で特に注目されたのは、ファンから寄せられた「最近、職場に挨拶しない人が数人入ってきたけど、どう思う?」という質問に対する平野の回答だった。
平野はこの質問に対し、「良くないとおもう」とコメント。続けて「てかいたな一笑 挨拶しないのがかっこいいと思っちゃってる先輩笑」と投稿した。この発言は、一部のファンの間で「古巣を匂わせるような発言ではないか」として批判の対象となった。X(旧Twitter)では、「460万人フォロワーいるって自覚ない感じ?」「こういうわざわざ引用して言うやついるよね」「挨拶しない人が悪いのは前提で、わざわざSNSで言わなくていいと思う」といった幻滅の声が多数寄せられた。400万人以上のフォロワーを抱える平野の公の場での「悪口」とも取れる発言は、ファンの反感を買ってしまったようだ。
芸能ジャーナリストは、平野が2023年まで所属していた旧ジャニーズ事務所のKing & Princeのイメージが強く、「過去の先輩」という言葉から当時の事務所の先輩をファンが想像してしまうのは無理もないと指摘する。平野にとっては笑い話のような過去も、あえてSNSで言及したことに、ファンは違和感を覚えたという。
インスタストーリーズでファンと交流中のNumber_i平野紫耀のポートレート
「このやろう!」発言とその釈明:言葉遣いへの指摘
さらに、平野が別の質問に対して「このやろう!」という言葉を使ったことにも、ファンから「『このやろう』は言葉遣い悪いから子供も見てるからあまり使わないでほしいな」というメッセージが届いた。これに対し平野は、「いやいや笑。まじで言ってるわけじゃないんだから笑」「俺そんなにロボット人間じゃない、ギャグって感じ文で伝わらないか、、」と本音を吐露し、冗談で発した言葉だったと釈明した。このやり取りからは、彼の発言が予期せぬ形で受け止められ、平野自身も困惑している様子が伺える。
平野紫耀の心境変化と新たなスタイルへの模索
平野はこれまでにも質問箱を設置し、ファンと深く交流する機会を設けてきた。その際には、優しく丁寧な返信がファンの間で話題になることが多かったという。しかし、今回見られた比較的「強気な」発言は、これまでの平野とは異なる雰囲気を醸し出し、ファンの間にも困惑が広がっている。
芸能ジャーナリストは、彼の音楽性が強めのヒップホップスタイルへと変化していることと、今回の心境の変化が関連している可能性を示唆している。キラキラとしたアイドル像からの路線変更を模索している平野紫耀自身の内面的な変化が、彼のSNSでの発言にも影響を与えているのかもしれない。
結論
Number_iの平野紫耀によるInstagram質問箱での一連の発言は、ファンとの活発な交流の場でありながらも、「挨拶しない先輩」への言及や特定の言葉遣いを巡る議論を巻き起こした。これらの発言は、平野の「率直さ」として受け止められる一方で、公の場での影響力を持つ彼への責任を求める声も上がっている。彼の音楽性の変化と共に、新たな自己表現の形を模索する平野紫耀の動向は、今後も注目を集めるだろう。