俳優・火野正平さん(享年75)が逝去されてから一年が経ちました。生前“元祖プレーボーイ”と呼ばれながらも、亡くなった今も多くのファンに愛されています。彼の存在は、日本各地を自転車で巡る紀行番組『こころ旅』(NHK BS)にも息づいています。
火野正平さんの遺影。多くのファンに愛され続けた俳優
波乱の人生と家族の形
火野さんは1971年、一般女性Aさんと結婚し1男1女をもうけましたが、同年女優・新藤恵美さん(76)との不倫が報じられ、翌年Aさんと別居。籍は抜かず、1973年の大河ドラマ『国盗り物語』出演後も女性関係が絶えませんでした。その後、1981年からは一般女性Bさんと交際し、2人の娘に恵まれ、最後まで事実婚を貫きました。
2016年、京都で散策する俳優・火野正平さん
『こころ旅』に生きる火野さんの面影
火野さんが旅人を務めた『こころ旅』は2011年にスタート。彼の逝去後、女優・田中美佐子さん(66)が2代目旅人となりましたが、「蔵出しスペシャル」として火野さんの過去の旅が頻繁に放送され、その温かい人柄が今も視聴者を魅了しています。
内縁の妻Bさんの感謝の言葉
一周忌を前に、内縁の妻であったBさんに話を聞きました。Bさんは火野さんとの生活について、「楽しい人生を過ごしたし、娘2人が生まれた。火野が残したものを大事にしています。家族は仲良く、よく旅行に出かけた」と語りました。『こころ旅』で火野さんを偲ぶファンへは、「とても有難いことです。私たちにとっても、とても支えになっています」と感謝を述べました。火野さんが“残したもの”は、今も多くの人々の生きがいとなっています。
俳優・火野正平さんの魅力と、家族やファンとの絆は、彼の逝去後も色褪せず、人々の心に生き続けています。





