拉致問題解決に「政府の総力挙げ、最大限の努力続けている」 菅官房長官


 拉致問題解決を目指す政府主催の国際シンポジウムが14日、東京都内で開かれた。菅義偉官房長官兼拉致問題担当相は「全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、政府の総力を挙げて最大限の努力を続けている」と述べた。

 菅氏は拉致問題の解決に向けて「日本政府としての主体的な取り組みと並行しつつ、国際社会と緊密に連携することが重要だ」と説明。米朝首脳会談で、トランプ米大統領が拉致問題に関する安倍晋三首相の考えを北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に伝えたことに触れ、「極めて大きな成果だった」と振り返った。

 シンポジウムには拉致被害者家族らも参加。北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(55)=拉致当時(13)=の弟で家族会の事務局長を務める拓也さんは「私たちは絶対に、拉致された家族を救い出すためにあきらめない。戦い続ける」と訴えた。



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