8月28日、三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの今市隆二氏がタクシー運転手への暴行・脅迫容疑で問題となっていた件で、双方間で示談が成立したことが代理人弁護士より発表されました。この騒動は世間の注目を集め、芸能人の危機管理対応について改めて議論を呼んでいます。特に、過去に類似のトラブルを抱えた元SMAPの中居正広氏のケースと比較され、両者の対応の違いが浮き彫りになっています。
今市隆二、タクシー暴行・脅迫事件の経緯と示談成立
今年4月上旬、今市隆二氏は飲酒後に知人男性と乗車したタクシー車内で、運転席と後部座席を仕切るアクリル板を殴る、運転手の腕を引っ張るなどの暴行に及んだとされています。さらに、運転手に対して「殺すぞ」といった脅迫的な発言も問題視されました。当初、所属事務所LDH関係者は一部報道に対し、「殺すぞ」という暴言は同乗者に向けてのもので、乗務員に向けたものではないと弁明していましたが、最終的には今市氏本人が暴行と脅迫の事実を認め、運転手への謝罪に至りました。タクシー会社とは4月中に示談が成立していたものの、運転手本人との和解には4ヶ月を要しました。
この事態を重く見た所属事務所LDHは、示談成立発表の前日である8月27日、10月4、5日に大阪・ヤンマースタジアム長居で開催予定の「15TH ANNIVERSARY STADIUM LIVE」から今市氏の不参加を発表しました。これは、今市氏が自身の過ちを反省し、けじめをつけるための自粛と見られています。
三代目J SOUL BROTHERSの今市隆二と元SMAPの中居正広、それぞれの騒動への対応を対比
被害タクシー運転手の「酌量の言葉」と今市の対応
示談成立後の弁護士会見では、被害者であるタクシー運転手からの「酌量の言葉」が明かされました。「暴行及び脅迫の事実を認め、反省をしているのであれば、私個人の意思としては、今市さんの芸能活動の自粛や、グループのメンバーとしての芸能活動の休止を求めることはありません」と運転手は語り、今市氏の反省の態度を評価する姿勢を見せました。被害者からのこうした理解ある発言は、今市氏の今後の芸能活動において大きな助けとなるでしょう。今市氏もまた、この「酌量の言葉」を受け止め、自ら記念ライブへの不参加を決断することで、深く反省している態度を示した形です。
中居正広の「性暴力トラブル」騒動との対比
今市氏の一件を巡り、一部では元SMAPの中居正広氏が過去に起こした「性暴力トラブル」との対応が比較されています。2024年末に一部始終が報じられた中居氏と元フジテレビアナウンサー女性・Aさんの間のトラブルは、年が明けた1月9日に中居氏の公式サイトで謝罪が発表されました。しかし、その際に「示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と、示談成立を免罪符のように自ら芸能活動継続を宣言したことが、世間から違和感をもって受け止められました。
当時の状況を振り返ると、「支障なく続けられるようになった」という発言が、被害者であるAさんの許諾を得てのものであったのか、それとも中居氏側の都合によるものであったのか、不明瞭な点が残りました。その後に明らかになったトラブルの詳細や、被害者から漏れ伝わる「怒り、憎しみ」を考慮すると、Aさんが心から許したとは考えにくいという声も聞かれました。性暴力の有無という根本的な主張が平行線を辿る中で、中居氏が当初から反省と後悔の態度を示し、誠意をもって謝罪していれば、結果は異なっていたのではないかという指摘もあります。
結論
今市隆二氏のケースでは、最終的に事実を認め、被害者への謝罪と、自身による活動自粛という形で反省の態度を示しました。そして、被害者側もその反省を受け入れる姿勢を見せたことで、円満な解決へとつながりました。一方、中居正広氏のケースでは、示談成立後の対応が自己保身に偏っていると批判され、被害者への寄り添いや真摯な反省の姿勢が見えにくいという印象を与えました。
この二つの事例は、芸能人がトラブルに直面した際の危機管理対応において、いかに誠実さが重要であるかを浮き彫りにしています。被害者の感情に寄り添い、真摯に反省し、適切な行動をとることが、結果として自身の信頼回復と活動継続の道を開く鍵となるでしょう。
参考文献
- Yahoo!ニュース (記事掲載元)