「24時間テレビ」髙橋海人体調不良で出演見送り、猛暑マラソンに批判噴出 – 番組の意義問われる

毎年恒例のチャリティー番組『24時間テレビ』(日本テレビ系)が8月30日から31日にかけて放送された。今年は放送前から異例の事態に見舞われ、その運営体制や番組のあり方に対して多くの疑問と批判の声が上がっている。

King & Princeの髙橋海人とTravis Japanの松田元太

髙橋海人の体調不良と過重労働への懸念

当初、チャリティーパートナーを務める予定だったKing & Princeの髙橋海人は、体調不良を理由に出演を見送ると急遽発表された。これに伴い、ダンス企画にはTravis Japanの松田元太がピンチヒッターとして登板することとなった。チャリティーパートナーは通常、番組放送の24時間を通じて出演するため、髙橋の体力が限界に達したと判断された模様だ。

この事態を受け、SNS上では番組や関係者への非難が相次いだ。「顔色が悪すぎる」「働かせすぎだ」といった声が並び、タレントの健康管理に対する懸念が表明された。あるスポーツ紙記者は「『24時間テレビ』は本番だけでなく、事前のリハーサルや番宣などにも多くの時間が割かれる。髙橋さんはダンス企画にも積極的に参加しており、そのレッスンも多忙を極めたはず。通常の芸能活動と並行して準備に追われ、精神的、肉体的に限界を迎えたのだろう」と指摘する。実際、放送4日前の『ZIP!』に出演した際、一部のファンからは「目の下に大きなクマがある」と心配の声が上がっていた。

体調不良が指摘されたKing & Princeの髙橋海人、目の下のクマが目立つ疲れた表情体調不良が指摘されたKing & Princeの髙橋海人、目の下のクマが目立つ疲れた表情

体調不良が指摘されたKing & Princeの髙橋海人

猛暑の中のチャリティーマラソンに批判の声

もう一つの名物企画であるチャリティーマラソンでも、同様に批判の声が噴出している。今年はSUPER EIGHTの横山裕がランナーを務め、44歳という年齢で旧ジャニーズ事務所所属タレントの最年長記録を更新。距離も、2014年に城島茂が走った101キロを上回る長距離が設定された。

しかし、8月下旬になっても記録的な猛暑が続いており、マラソン開催の意義に疑問符が投げかけられている。30日には今年度最高気温となる37.9度を記録し、31日の東京の予想最高気温も37度と、酷暑が続く中での走行は「危険すぎる」と多くの視聴者から懸念の声が上がった。SNSでは「誰か止めてくれ!」「本職のマラソンランナーですらないのに」といった批判が殺到。「甲子園ですら猛暑対策として早朝と夕方に試合を設定しているのに、なぜマラソンを強行するのか」と、番組側の安全意識を問う声も少なくない。

昨年は台風接近の中、やす子が日産スタジアム内の周回ルートを走る“強行開催”となったが、今年は“猛暑”が最大の懸念材料となった。ある放送作家は、「タレントだけでなく、番組制作側のスタッフの過労も心配だ。大規模な生放送は多大な負担がかかる。演者とスタッフ双方にとって危険を伴う番組を、これ以上続ける必要があるのか。納得できない視聴者はますます増えている印象だ」と語る。

問われる番組のあり方

タレントの健康問題、そして過酷な環境下でのマラソン強行。今年の『24時間テレビ』で浮き彫りになったこれらの問題は、番組の目的や社会貢献のあり方そのものを見直すべき時期に来ていることを示唆している。視聴者の期待と信頼に応え、安全かつ意義のある番組作りが、今、強く求められている。

参考文献