【ブリュッセル=酒井圭吾】欧州連合(EU)の執行機関・欧州委員会のウルズラ・フォンデアライエン委員長が搭乗し、東欧のブルガリアに向かっていた飛行機が1日、妨害電波による「ジャミング」の被害にあった。飛行機は無事着陸した。EU報道官は、ウクライナ侵略で対立するロシアによる妨害の可能性が高いとしている。
英紙フィナンシャル・タイムズによると、飛行機は全地球測位システム(GPS)が作動しなくなり、上空を約1時間旋回した後に着陸した。EUの報道官は「重大な事故につながりかねない事態だった」とロシアを批判した。