米大統領「敗訴なら合意解消も」 日EUなど、相互関税「違法」で 最高裁に上訴書面提出


【ひと目でわかる】トランプ米政権が通知した各国の関税率

 「もし勝訴しなければ、(米国は)非常に大きな打撃を受ける」と指摘した。ホワイトハウスで記者団に語った。複数の米メディアによると、米政権は3日、最高裁に上訴と迅速な審理を求める書面を提出した。

 控訴裁は先月下旬、国際緊急経済権限法(IEEPA)は「大統領に相互関税などを課す幅広い権限を与えていない」と指弾。貿易相手国・地域に対する相互関税や、合成麻薬「フェンタニル」の流入を理由としたメキシコ、カナダ、中国への関税の賦課は違法だとの見解を示した。

 これに対し、トランプ氏は最高裁に迅速に判断するよう求めた。控訴裁は最高裁の判断が出るまで、発効済みの関税の徴収を認めている。

 トランプ氏は3日、「もし関税がなければ、われわれは彼らに対抗する術を持たないだろう」と指摘。「米最高裁における最も重要な訴訟の一つだ」とも強調した。 



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