テレビ東京の人気番組『開運!なんでも鑑定団』の2日放送回で、画家・山下清の貴重な水彩画が登場し、驚くべき鑑定結果が会場を騒然とさせました。自己評価額をはるかに超える1500万円という鑑定額は、依頼人の感動を呼び、SNS上でも大きな反響を呼んでいます。
「出張鑑定」で名画が登場
今回、番組の「第23回名画鑑定大会」にて、放浪の天才画家として知られる山下清(1922~71)の作品が脚光を浴びました。依頼人の父親が生前深く愛蔵していたという水彩画で、その繊細な筆致と温かみのある色彩が特徴です。依頼人はこの作品に対し、自身の評価額を100万円と控えめに申告していました。
開運!なんでも鑑定団に登場した山下清画伯の水彩画。スウェーデンのブレダブリックタワーを描いたとされる希少な大作で、1500万円と鑑定された瞬間。
鑑定結果は驚愕の1500万円!専門家も「本物くわえて、名品」と評価
鑑定結果が発表されると、依頼人はあまりの衝撃に言葉を失い、目からは感動の涙があふれ出しました。永善堂画廊の代表取締役・山村浩一氏は、この山下清の作品を「本物くわえて、名品」と高く評価。さらに、「山下作品の中では珍しい20号の大作である」と、その希少性を強調しました。山村氏によると、この絵は山下清が1961年にヨーロッパ各地を旅した際、スウェーデン・ストックホルムにあるスカンセン野外博物館の敷地内にあるブレダブリックタワーを描いたものだという詳細も明かされました。
ネット上でも反響広がる
この予想外の高額鑑定には、インターネット上でも大きな注目が集まりました。「1500万円はえぐい」「これはスタジオ行きだったんじゃ?」「1500万!????」といった驚きや興奮の声が多数寄せられ、山下清の芸術的価値と、番組が持つ鑑定の力を改めて示す結果となりました。
今回の『開運!なんでも鑑定団』での山下清作品の鑑定は、その真の価値を世に知らしめるとともに、多くの人々に芸術作品が持つ計り知れない魅力と、時には想像をはるかに超える経済的価値があることを印象づけました。鑑定額1500万円は、まさに「お宝」発見の瞬間として、視聴者の記憶に深く刻まれたことでしょう。
参考資料
- テレビ東京『開運!なんでも鑑定団』番組公式サイト
- ORICON NEWS (Yahoo!ニュース掲載記事): https://news.yahoo.co.jp/articles/3444afb71c1cfe8878d2c006eda38592d06c1648