テレビ朝日系の人気バラエティ番組『家事ヤロウ!!!』が9月2日の放送で最終回を迎え、7年半の歴史に幕を下ろしました。MCを務めたカズレーザー（41）、バカリズム（49）、お笑いコンビ・阿佐ヶ谷姉妹、料理家の和田明日香（38）が出演する中、番組開始当初からMCを務めていた中丸雄一（41）の姿は最後まで見られず、多くの視聴者から注目を集めました。
『家事ヤロウ!!!』最終回で不在となった中丸雄一。スキャンダルの影響が懸念される。
7年半の歴史を振り返る『家事ヤロウ!!!』と中丸雄一の功績
『家事ヤロウ!!!』は、「家事初心者のMCたちが家事を学んでいく」というコンセプトのもと、2018年4月に深夜帯で放送を開始しました。カズレーザー、バカリズム、そして中丸雄一の3人による軽快な掛け合いが視聴者から好評を博し、2021年3月にはゴールデン帯へと進出しました。番組の7年半という長きにわたる放送期間中には、MC3人全員が結婚し、バカリズムには第1子が誕生するなど、彼らのライフステージにも様々な変化がありました。最終回では、番組の公式Instagramで特に反響が大きかったレシピの歴代ベスト10が発表され、現在のカズレーザーとバカリズムの料理スキルを試す「家事初心者卒業検定」もキッチンスタジオで実施されました。
最終回で完全に“消された”中丸雄一の存在
しかし、多くの視聴者が期待していたにもかかわらず、最終回の放送では過去のVTR映像からも中丸雄一の姿が巧妙にカットされており、出演者たちからも最後まで中丸に言及されることはありませんでした。この中丸の“不在”に対し、SNSプラットフォームX（旧Twitter）では、「家事ヤロウ最終回見てたけど中丸くんの存在が完全に消されていた」「中丸さん復帰しないまま家事ヤロウ終わったのね」「家事ヤロウ7年くらいで今日最終回なのに 中丸の存在がすっかり無かった事になってるw 6年くらいは出演してたのに見事にバッサリ誰も触れないし 真夏の怪談でしたw」といった、戸惑いや失望の声が多く見られました。
女性スキャンダルと謹慎、そして復帰への道のり
中丸雄一といえば、2024年1月に元日本テレビアナウンサーの笹崎里菜（33）との結婚を発表したばかりです。しかし、同年8月には『週刊文春』によって20代女子大生との密会が報じられ、約4ヶ月間の謹慎期間を経て、今年の1月3日に復帰が発表されていました。
中丸が所属していたアイドルグループKAT-TUNは今年3月をもって解散しましたが、最近では中丸単独での仕事が増加傾向にあります。6月にはバラエティ番組『キッズが見てる！ もしもタレントじゃなかったら』（TOKYO MX）でテレビ復帰を果たし、8月31日放送の『24時間テレビ』（日本テレビ系）や9月1日放送の情報番組『バリはやっ！』（FBS福岡放送）にも立て続けに出演しました。また、彼の密会をスクープした『週刊文春』での連載も決定し、中丸本人もSNSで告知するなど、活動の幅を広げています。
番組復帰が叶わなかった背景：イメージと主婦層への配慮
長きにわたりMCを務めてきた『家事ヤロウ!!!』への復帰が叶わなかった中丸雄一。今年2月に行われたテレビ朝日の社長定例会見では、篠塚浩社長が中丸の復帰について「事務所の方としっかり連携取らせていただいて、タイミングをもって判断したい」と含みを持たせていました。
ある芸能関係者は、この背景には「やはり番組の性質が影響しているのではないか」と指摘しています。結局、中丸の正式な降板は最後まで発表されませんでした。最終回のキッチンスタジオには、中丸の漫画家デビュー作『山田君のざわめく時間』（講談社）の単行本が置かれ、最終回の台本には中丸のイラストが描かれていたとも言われており、番組スタッフからは慕われていたことが伺えます。
一方で、番組がゴールデン帯に移行して以降、主要な視聴者層は主婦層となっていました。中丸は密会について『文春』の直撃に対し「話していただけ」と釈明しましたが、既婚者である彼のイメージダウンは避けられませんでした。『家事ヤロウ!!!』の終了はマンネリ化も一因と見られていますが、中丸の復帰が実現しなかったのは、女性スキャンダルを敬遠する番組側やクライアントの意向が影響していた可能性も指摘されています。
『家事ヤロウ!!!』最終回について自身のX（旧Twitter）でも言及しなかった中丸雄一は、この番組の終焉をどのような思いで見届けたのでしょうか。
