コレコレ、超大物芸能人事務所からの「圧力」でXを鍵垢化へ — 被害者側が加害者になる危険性も警告

人気暴露系YouTuberのコレコレ氏が9月4日、自身の公式X(旧Twitter)を「鍵アカウント」にすると宣言し、インターネット上で大きな波紋を広げています。これは、超大物芸能人の所属事務所から「圧力」を受けているためと明かされており、さらに同氏は、告発を試みる被害者側が意図せず加害者となってしまう危険性についても警告を発しています。

コレコレとは?暴露系YouTuberとしての活動

コレコレ氏は2005年から多岐にわたるプラットフォームで活動を続ける配信者です。現在はYouTubeで237万人ものチャンネル登録者を抱え、ツイキャスを主軸に活動しています。彼の配信スタイルは、視聴者から寄せられた情報や相談を基に、個人のトラブルや著名人に関する疑惑、不正行為などを告発することが中心です。これにより、彼はインターネット上の有名人やインフルエンサー界隈において、絶大な注目と影響力を持つ存在となっています。

過去の主な告発事例

コレコレ氏の過去の告発の中には、社会的な影響力の大きいものが多数含まれています。例えば、2020年にはYouTuberのてんちむ氏が豊胸手術の事実を隠してナイトブラをプロデュースしていた問題を暴露し、大きな話題を呼びました。また、2021年には当時人気YouTuberだったワタナベマホト氏が未成年女性に性的な写真の送信を強要していたことを公にし、ワタナベ氏は児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕され、YouTuberを引退する事態となりました。IT系メディアライターは、コレコレ氏について「『コレコレさんに告発する』ということが、泣き寝入りをしないための駆け込み寺のような役割を担っている側面もある」と指摘しています。

X鍵垢化に至る経緯と「脅迫罪」の危険性

今回のXアカウントの鍵垢化宣言には、複雑な背景があります。コレコレ氏のX投稿によると、超大物芸能人から被害を受けたとする女性から告発の相談があり、その女性がSNSでの告発前に、加害者とされる芸能人に「コレコレに暴露すると連絡した」と伝えたことが発端だといいます。この行為が、相手の自由な意思決定に危害を加える告知とみなされ、「脅迫罪」に該当する可能性があり、結果として女性が警察から捜査を受ける事態に発展しました。

超大物芸能人の圧力でX(旧Twitter)を鍵垢化すると発表した人気暴露系YouTuberコレコレ氏の画像超大物芸能人の圧力でX(旧Twitter)を鍵垢化すると発表した人気暴露系YouTuberコレコレ氏の画像

コレコレ氏は、このような経緯を明かした上で、自身のXアカウントを鍵垢にすることを宣言。この状況は「かなりやばい事になっている」と表現し、状況の深刻さを強調しています。

被害者が加害者になり得る警告

さらにコレコレ氏は、今回の件を受けて「被害者がいつの間にか加害者側になっているので相談する際は気をつけて下さい」と強い注意喚起を行っています。正義を求めて告発を試みる行為が、法的リスクを伴う可能性を内包していることを示唆しており、情報提供や問題解決のプロセスにおいて、常に慎重な対応が求められることを改めて浮き彫りにしました。今回の出来事は、オンライン上での告発活動における倫理的、法的な境界線について、多くの人々に再考を促すものとなるでしょう。


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