鈴木もぐら、亡き父の訃報を母に報告。まさかのLINE「w」に秘められた複雑な感情

お笑いコンビ「空気階段」の鈴木もぐらさん(38)が、自身のラジオ番組「空気階段の踊り場」(TBSラジオ、月曜深夜0・00)で、実父の訃報を母親に伝えた際のエピソードを明かし、その内容が話題を集めています。長年音信不通だった父の死に直面したもぐらさんが、母親から受けた「w」という一文字の返信に隠された、家族間の複雑な感情が浮き彫りになりました。

空気階段・鈴木もぐら、父の訃報と母の意外な反応を語る空気階段・鈴木もぐら、父の訃報と母の意外な反応を語る

複雑な生い立ちと30年ぶりの訃報

鈴木もぐらさんの両親は、彼が7歳の時に離婚。それ以来、実父の居場所や連絡先は不明なままでした。しかし先日、30年来の地元の友人から突然、実父の訃報を知らされることになります。この予期せぬ知らせを受け、もぐらさんは父の職場と連絡を取り、詳しい状況を確認することができたと語りました。長年の空白を経て届いた訃報は、もぐらさんの心に大きな波紋を投げかけました。

母からの「w」に隠された真意とは

実父の訃報を母親に電話で伝えた際、母親からは意外な反応が返ってきました。もぐらさんが「線香をあげてくるから」と伝えると、母親は「お前の分だけあげりゃいいんだよ。そんなの私、関係ねぇんだから」と突き放すような言葉を言い、電話を切ったそうです。

しかしその後、母親からLINEメッセージが届きました。「あんなやつでも、お前の親父だから。気を落とすな」――。この言葉に、もぐらさんは「親父は借金や女性関係でやりたい放題やった人なので、(母からは)『親だと思うな、あんな男』と言われてきたけれど、今回『お前の親父だから』と言ってくれた」と、その心境の変化に驚きを隠せませんでした。

もぐらさんが母親に「大丈夫だよ。心配しないで」と返信したところ、さらに予想外の返信があったと語ります。相方・水川かたまりさんが「感謝の気持ち、伝えてきな」と予想する中、もぐらさんが明かした母親の返信は、なんと「w」の一文字でした。もぐらさんは「信じられなかった。え~!?w一文字ですよ。なんのwなんだよ!一言では言い表せない感情があると思うんですよ、その結果wでした」とツッコミを入れ、スタジオの笑いを誘いました。この「w」には、長年の愛憎が入り混じった複雑な母親の感情が凝縮されていたのかもしれません。

まとめ

鈴木もぐらさんが語った実父の訃報と母親の「w」という返信のエピソードは、離婚した親子の間に流れる複雑でありながらも、どこか人間味あふれる関係性を垣間見せました。時に言葉では表現しきれない感情を、たった一文字の絵文字が雄弁に物語る、そんな家族の絆の形がリスナーの心に深く響いたことでしょう。

参考資料