歌舞伎「蝙蝠の安さん」、チャプリンの四男が東京で観劇

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映画「街の灯」を原作にした歌舞伎「蝙蝠の安さん」の主人公を演じる松本幸四郎(右)とユージーン・チャプリンさん

映画「街の灯」を原作にした歌舞伎「蝙蝠の安さん」の主人公を演じる松本幸四郎(右)とユージーン・チャプリンさん

 喜劇王チャールズ・チャプリンの名作「街の灯(ひ)」を原作とする歌舞伎「蝙蝠(こうもり)の安(やす)さん」が東京・国立劇場で12月歌舞伎公演として上演されており、来日したチャプリンの四男、ユージーンさんが11日、観劇した。

 この日の終演後、主役を勤める松本幸四郎は「作る側、演じる側に立ってみると、いかに『街の灯』が素晴らしい作品か、いかにチャプリンが役者として素晴らしいかを感じた」と話した。

 ユージーンさんは観劇後、「すごく感動した。映画を日本の文化に移し替えた素晴らしいものだが、完全に(映画と舞台が)合っていたので驚いた」と、満足した様子で語った。

 「蝙蝠の安さん」の初演は昭和6年。「街の灯」を元に、主人公を歌舞伎「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」の登場人物「蝙蝠の安五郎(やすごろう)」に当てはめ、江戸の世話物に置き換えて作られた。今年はチャプリン生誕130年ということで、初演以来88年ぶりの上演となった。

 今回の上演にあたっては、チャプリン家が世界で初めて「街の灯」の舞台化を許可して実現。チャプリンは生前、来日した折には歌舞伎を観劇するなど親日家としても知られる。

 ユージーンさんは「父は本当に歌舞伎が大好きだった。映画を歌舞伎でやりたいという話を聞いたとき、ぜひやりましょうということになった」と明かした。

 12月歌舞伎公演は「近江源氏先陣館(おうみげんじせんじんやかた)-盛綱陣屋(もりつなじんや)-」との2本立て。26日まで。(水沼啓子、写真も)

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