北朝鮮帰還事業60年で映画祭 公開処刑「家族が最前列」と脱北者説明も

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 「地上の楽園」と宣伝され、9万人以上の在日朝鮮・韓国人と日本人配偶者らが北朝鮮へ渡った「帰還事業」など北朝鮮の人道問題を取り上げた映画祭が15日、東京都内で開かれ、多くの観客が作品に見入った。

 帰還船の第1便が日本を出港してちょうど60年となった14日から2日間の日程で、この日は日韓の5作品を上映。薬や食料を求めて北朝鮮から中国に向かった父親と、探しに出た少年の苦難を描いた韓国の「クロッシング」や、国家運営の失敗で100万人単位の餓死者が出たとされる1990年代の中盤からおよそ10年間の北朝鮮での暮らしぶりを隠し撮りしたドキュメンタリー作品「北朝鮮 素顔の人々」などが披露された。

 「素顔の人々」では、帰還後に脱北して現在は日本で暮らす男性が、状況を解説。公開処刑の場面では「見せしめのため、処刑場の最前列には死刑になる人の家族を座らせる」などと説明した。

 実行委員で、脱北者を支援する「北朝鮮難民救援基金」の加藤博理事長は、「北朝鮮の実像を私たちがつかむことは難しいが、こうした映像をもとに、できるだけ多くの事実を見て、聞いて、理解を深めてほしい」と述べた。

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