二階堂ふみ、結婚後初の公の場に登場!映画『遠い山なみの光』舞台挨拶で輝く

女優の二階堂ふみ(30)が6日、都内で行われた映画『遠い山なみの光』の公開記念舞台あいさつに出席しました。先月10日にお笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザー(41)との結婚を発表して以来、今回が初めての公の場への登場となり、会場では多くのカメラマンからのフラッシュが浴びせられました。上映後のファンからの温かい拍手と喝采に、二階堂は終始笑顔で応え、新婚の幸せをにじませているようでした。

メイプル超合金カズレーザーとの結婚発表、その経緯とメッセージ

二階堂ふみさんとカズレーザーさんは、先月10日にそれぞれの所属事務所やSNSなどを通じ、連名で結婚を発表しました。カズレーザーさんは自身のX(旧Twitter)で、「二人共に個性やこだわりが強いもので、時には衝突し、時には落ち込むこともありましょうが、最後は笑って前を向ける、そんなゆるく朗らかな家庭を築いていきたい」と、今後の家庭生活への思いを綴りました。また、「これまで我々と関わってくださった全ての方々へ、心より感謝申し上げます。今後は今まで以上に真摯に仕事に取り組み、ご期待に添えるよう尽力致します。どうかこれからも温かく見守っていただければこの上ない幸いです」と、周囲への感謝と今後の抱負を表明。一方、二階堂ふみの事務所も「今後も変わらず活動を継続してまいりますので、引き続き温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます」とファンに向けてメッセージを発信し、女優業への変わらぬ意欲を示しています。

結婚後初の公の場に登場し、笑顔を見せる二階堂ふみ。『遠い山なみの光』舞台挨拶にて結婚後初の公の場に登場し、笑顔を見せる二階堂ふみ。『遠い山なみの光』舞台挨拶にて

カズオ・イシグロ原作『遠い山なみの光』が描く深い人間ドラマ

今回の舞台あいさつの主役となった映画『遠い山なみの光』は、ノーベル文学賞作家として世界的に知られるカズオ・イシグロ氏の長編デビュー作を原作としています。『ある男』(2022年)で高い評価を得た石川慶監督がメガホンを取り、戦後間もない1950年代の長崎と、現代に近い1980年代のイギリスという二つの異なる時代と国境を舞台に、人間の“記憶”の曖昧さやその謎に深く迫るヒューマン・ミステリー作品となっています。登場人物たちの複雑な心情が織りなす物語は、観る者に深い問いかけを投げかけます。

舞台挨拶での共演者との絆と感動の瞬間

公開記念舞台あいさつには、二階堂ふみさんの他に、広瀬すずさん、吉田羊さん、そして石川慶監督が参加し、和やかな雰囲気の中で進行しました。二階堂ふみさんは、本作で初共演を果たした広瀬すずさんへの印象を問われると、「とても頼もしくて、現場で常にズッシリといてくださった。スタッフ、我々にとって頼りになる座長でした」と語り、敬意のこもった眼差しを向けていました。作品を通して築かれた共演者との絆が垣間見える瞬間でした。

さらに、劇中で二階堂ふみさん演じる佐和子の娘・万里子役を務めた子役の鈴木碧桜ちゃんが登場し、“母”を演じた二階堂さん、広瀬さん、吉田さん、そして石川監督へサプライズで花束を贈呈しました。花束を受け取った二階堂さんは、少し緊張気味の鈴木碧桜ちゃんに優しく声をかけ、「初めての舞台あいさつということで碧桜ちゃん緊張してるんだよね?ガチガチ?でも(観客の)皆さん、優しい顔で見守ってくれてるよ」と語りかけました。そして、「こういう一面もありますが、現場では頼りになる部分がたくさんありました」と、子役ながらもプロフェッショナルな一面を持つ鈴木碧桜ちゃんの魅力を観客へ伝え、会場は温かい拍手に包まれました。

結びに

結婚後初の公の場となった映画『遠い山なみの光』の公開記念舞台あいさつは、二階堂ふみさんの新生活の門出を祝うとともに、女優としてのさらなる飛躍を予感させる場となりました。共演者への敬意、子役への温かい配慮を見せた彼女の姿は、多くのファンに感動を与えたことでしょう。ノーベル文学賞作家の原作を元にしたこのヒューマン・ミステリー作品と共に、二階堂ふみさんの今後の活躍にますます期待が高まります。

参考文献