実業家でありリアリティ番組のスターであるクリス・ジェンナーが、2025年11月5日(現地時間)に70歳の誕生日を迎え、ジェームズ・ボンドの『007』シリーズをテーマにした盛大なパーティを開催しました。ジャスティン・ビーバー夫妻やヘンリー王子夫妻を含む総勢300名ともいわれる豪華ゲストが集結し、そのあまりの盛り上がりから警察が出動する事態になったと報じられています。
「007」がテーマ! 総勢300名がベゾス邸に集結
クリスの70歳を祝う大規模なパーティは、2025年11月8日(現地時間)にビバリーヒルズにあるアマゾン共同創業者ジェフ・ベゾスとその妻ローレン・サンチェスの邸宅で開催されました。米サイト『TMZ』によれば、ジェフ・ベゾスの総資産は32兆円にも上るといいます。
英紙『Daily Mail』によると、クリスとその恋人コーリー・ギャンブルは、今年夏にヴェネチアで行われたベゾス夫妻の結婚式にも出席しており、親しい友人関係にあるとのことです。この日、1億6500万ドル(約252億8500万円)という破格のベゾス邸には、各界の大物たち約300人が集結。パーティは大盛況を極めました。
騒音と違法設置で警察が出動
しかし、パーティの盛り上がりは近隣住民の苦情を招き、英紙『Daily Mail』は「桁外れの騒音」に対して警察が呼ばれたと報じています。米サイト『Page Six』によると、歌手ブルーノ・マーズがパフォーマンスを披露し、「騒音レベルは計器が振り切れるほどになった」とされますが、このときは警察は警備員と話をして警告にとどまりました。
その後、敷地外の道路を巨大な人工生垣が塞いでいることが判明し、再び警察が現場に駆けつける事態に。この設置に必要な許可が取得されていなかったため、数十人のパーティ参加者が帰路につく最中に、撤去作業が行われたといいます。
カーダシアン家が主催! 豪華絢爛な衣装
このパーティは、カーダシアン家と付き合いが長いイベントプランナーが企画したもので、クリスの6人の子どもたち、コートニー、キム、クロエ、ロブ、ケンダル、カイリーが主催し、全員が出席しました。
主役のクリスはボンドガールをイメージしたゴージャスな赤のストラップレスドレスを着用。本人の投稿によると、これは伝説のデザイナー、アレキサンダー・マックイーンが手がけたジバンシィの2002年オートクチュールの一着だったそうです。
また、SNSのファンサイトによれば、次女のキムはバルマンのカスタムメイドの煌びやかなパープルのセットアップに身を包み、注目の的に。これは映画『007/ダイ・アナザー・デイ』(2002)でハル・ベリーが着用したヴェルサーチェの衣装にヒントを得たものだとか。
クリス・ジェンナー70歳の誕生日パーティの様子
IT界の大物からロイヤルまで、圧巻のゲスト陣
パーティには、オプラ・ウィンフリー、マライア・キャリー、スティーヴィー・ワンダー、スヌープ・ドッグ、パリス・ヒルトン、ナオミ・ワッツといったトップセレブが勢揃い。ビル・ゲイツやマーク・ザッカーバーグらIT界の大物の姿もありました。
また、アデルとそのパートナーのリッチ・ポール、ミランダ・カーと夫のエヴァン・シュピーゲルら有名カップルも多数出席。中でもひときわ注目を集めたのは、サセックス公爵夫妻ことヘンリー王子とメーガン妃です。
ヘンリー王子とメーガン妃、物議を醸す登場
『Page Six』によると、メーガン妃は数年前からカーダシアン家と親交があるとのこと。今年夏には自身のブランドAs Everのロゼワインをクリスにプレゼントし、クリスはインスタグラムのストーリーズで感謝の意を表していました。
この日、ヘンリー王子とメーガン妃は、一流スターが参加する非営利団体「Baby2Baby」恒例のガライベントに出席した後、クリスのバースデーパーティへはしご。メーガン妃はそのときと同じ装いで、バレンシアガのカスタムメイドのセットアップにアクアズーラのサンダルとクラッチバッグを合わせたオールブラックルックを披露しました。
一方、ヘンリー王子はクラシックな黒のタキシードジャケットに着替え、蝶ネクタイを合わせたフォーマルルックで登場。英国では第一次世界大戦終結を記念するリメンバランス・デーの追悼儀式が行われる週末だったため、王子は象徴的な赤いポピーのピンを胸元に添えていました。しかし、『Daily Mail』によれば、隣にいるメーガン妃が王室関係者が伝統的に身につけるこのポピーを着用していなかったことについて、英国内で物議を醸したといいます。
セレブ化するロイヤルと英国内の反応
最近の夫妻のセレブのような一連の行動は、一部で批判の声も上がっているようです。『Daily Mail』が取材した王室研究家は、一流スターが集うイベントに出席することはメーガン妃にとって「大きなプラス」である一方、ヘンリー王子は「見せ物にされることにうんざりしているようだ」と発言。今や王子は兄ウィリアム皇太子が自分たちに「いつ仕掛けてくるかもしれない復讐を明らかに恐れている」と語っていると報じられています。
クリス・ジェンナーの70歳の誕生日パーティは、単なるセレブの祝宴に留まらず、騒音問題や交通規制違反、さらには英国王室を巡る新たな議論の火種となるなど、多岐にわたる話題を提供しました。





