元KAT-TUNの赤西仁が、実に18年ぶりに日本のドラマシーンに帰ってきた。彼が出演するのは、小栗旬主演のNetflixドラマ『匿名の恋人たち』(2025年)で、ジャズバーのオーナーという魅力的な役どころを演じる。このサプライズ発表はX(旧Twitter)上で瞬く間に拡散され、「平成女子を殺しにきてる」「令和の赤西仁もヤバい」といった熱狂的なコメントが溢れかえった。彼の登場は、かつてのファンだけでなく、新たな視聴者をもその色気と存在感で魅了している。男性俳優の演技を独自視点で分析するイケメン研究家のコラムニスト・加賀谷健氏も、本作での赤西仁の演技と存在感を「ときめき解説」している。
18年ぶり!赤西仁がNetflix「匿名の恋人たち」でジャズバーオーナーに
話題のNetflixドラマ『匿名の恋人たち』で、赤西仁は主人公・藤原壮亮(小栗旬)の高校の同級生である高田寛を演じる。この役を通じて、視聴者は彼の演技を目で追い、耳でセリフを楽しむという贅沢な体験を味わうことができる。良質なロマンティック・コメディ作品である本作は、軽い気持ちで見始めると、その深い魅力と赤西仁の圧倒的な存在感に「火傷」するほどのインパクトがあるだろう。彼のカムバックは、配信開始直後からX上で大きな反響を呼び、時代を超えて愛される赤西仁の色っぽさに、多くの視聴者が心を奪われている。
物語の重要な要素として、ハン・ヒョジュ演じるヒロインのイ・ハナが登場する。彼女は「匿名のショコラティエ」としてル・ソルベールの看板チョコレートを密かに製造しており、極度の視線恐怖症のため他者と目を合わせることができない。しかし、外出を欠かさず、身体を動かすために剣道に打ち込んでいる。その剣道の相手こそが、ル・ソルベールの近所でジャズバー「ブラッシュ」を経営する寛なのだ。ハナは密かに寛を恋慕しているが、寛はハナの気持ちはもちろん、剣道の練習相手が彼女であることすら知らないという設定が、物語に深みを与えている。
イケメン研究家が分析する赤西仁の「油断ならない」魅力
コラムニストの加賀谷健氏は、本作における赤西仁の魅力を「油断ならない」と評する。特に注目すべきは、第1話の印象的な場面だ。剣道の稽古を終えた後、匿名の練習相手である面を装着したハナとは対照的に、寛はサッと面を脱ぐ。カメラは、ややローアングルの視点から、正座する寛を仰ぎ見るようにその様子を執拗に捉える。この時、視線を外しながらも相手の様子を盗み見ようとするハナの眼差しが、視聴者の視点と自然と重なる。
面を脱いだ瞬間の寛の目元、口元から溢れ出る色っぽさ、そして流れるように垂れた前髪は、見る者を惹きつける。さらに、カットが切り替わり、寛が両手で前髪を掻き上げ、恍惚の表情を浮かべる瞬間は、まさに圧巻だ。この瞬間に放たれる色気成分の量は尋常ではなく、加賀谷氏は「バロメーターを振り切り、確かに視聴者を殺しにきてる」と表現する。この一連の「スリーカット」は、赤西仁にとって18年ぶりのドラマ出演がいかに特別なものであり、彼の魅力を最大限に引き出す演出であるかを雄弁に物語っている。
赤西仁がNetflixドラマ「匿名の恋人たち」出演を告知したInstagram投稿
視聴者を「殺す」スリーカットの衝撃と再評価
赤西仁の18年ぶりの日本ドラマ復帰は、単なる懐かしさにとどまらず、彼の持つ普遍的な魅力を再認識させる機会となった。Netflixという世界的なプラットフォームでの活躍は、新たな層のファンを獲得するとともに、彼が長年培ってきた表現者としての深みを改めて世に示している。特に、『匿名の恋人たち』で見せた「色気」は、SNSでの熱狂的な反応が示す通り、多くの人々に強烈な印象を与えた。彼の今後の活動、そして『匿名の恋人たち』が世界中でどのような評価を受けるのか、その動向に熱い視線が注がれている。





